SOMPOケアの経営理念は人間尊重と自立支援。認知症という診断を受けても、その方が歩まれて来た人生や、ご本人の言葉を尊重し、敬意を払うことによって関係性を築きます。
HECTアプローチとは、認知症の方が日常生活でうまくできないことで生じる行動面の困りごとや、強い不安など心理的な困りごと(BPSD)などの要因を明確化・特定させ、それを解決する方法を見つけ出すSOMPOケア独自の手法です。
HECTアプローチはそれぞれ、Health(健康)Environment(環境)Communication(伝達)Task(作業)の4つの項目から要因を探り、アプローチしていきます。
認知症の方の、BPSDと一般的に呼ばれるものは、体調不良やその場の雰囲気、コミュニケーションの取り方や作業のやり方などが要因になっていることが多いため、HECTアプローチは生活のさまざまな場面で活用でき、要因の特定を図れる手法です。
SOMPOケアではHECTアプローチを用いて、課題解決に向けて取り組んでいます。
「ユマニチュード」とは、イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティの2人のフランス人によって作り上げられた、「人とは何か」という哲学に基づいたケア技法です。
「見る」「話す」「触れる」「立つ」という「4つの柱」を用いて、「1.出会いの準備→2.ケアの準備→3.知覚の連結→4.感情の固定→5.再会の約束」という5つのステップの流れのなかでケアを行い、誰でも「あなたを大切に思っている」ということを伝えることのできる技法です。