サービス付き高齢者向け住宅とは?費用や入居条件、他の介護施設との違い

「サービス付き高齢者向け住宅ではどんなサービスが受けられる?」
「サービス付き高齢者向け住宅の費用や入居条件を知りたい」
など、サービス付き高齢者向け住宅に関して疑問を持っている方もいるでしょう。

サービス付き高齢者向け住宅は、バリアフリー化されている高齢者向けの賃貸住宅です。サ高住、サ付きと呼ばれることもあり、他の介護施設とはさまざまな違いがあります。

今回は、サービス付き高齢者向け住宅の特徴、他の介護施設との違い、選び方のポイントなどを解説します。サービス付き高齢者向け住宅に興味を持っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

1.サービス付き高齢者向け住宅とは

サービス付き高齢者向け住宅とは、施設全体がバリアフリー化されていること、居室の床面積が25㎡以上あること、介護ケアの専門家によるサービスが提供されていること、などの基準を満たした高齢者向け賃貸住宅です。

国土交通省と厚生労働省が所管する「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」の改正により2011年からスタートした制度で、賃貸住宅に住みながら見守りや安否確認などのサービスを受けられます。2022年5月末でサービス付き高齢者向け住宅の登録件数は、総戸数275,776、施設数8,530棟となっています。

サービス付き高齢者向け住宅の設備

サービス付き高齢者向け住宅の居室は、台所、トイレ、収納設備、洗面設備、浴室を備えていること、広さは25㎡以上が原則です。ただし、食堂やキッチンなどが十分な広さを持つ共用スペースとして備えられている場合、専用部分の床面積は18㎡以上でよいとされています。

SOMPOケアの「ラヴィーレレジデンス」や「そんぽの家S」は、25㎡以上の居室内にこれら5つの設備をすべて完備している居室が基本のタイプとなっています。

※一部設備が異なる居室があります。

居室内や建物内はバリアフリー構造であることが原則とされ、段差のない床、手すりの設置、廊下の幅の確保などの基準が設けられ、車椅子の方でも生活しやすい造りとなっています。

SOMPOケアの「ラヴィーレレジデンス」や「そんぽの家S」の設備については、以下のページをご覧ください。

サービス紹介:SOMPOケア ラヴィーレレジデンス
サービス紹介:SOMPOケア そんぽの家S

サービス付き高齢者向け住宅の種類

サービス付き高齢者向け住宅には、「一般型」と「介護型」の2種類があります。

一般型は自立から要介護度が軽い方向けで、一人暮らしや老々介護で日々の生活に不安を感じる方向けの施設です。必要に応じて外部の介護サービスを利用できます。

また、介護型は要介護度が重い方向けの施設です。ケアスタッフの24時間常駐が義務付けられており、外部サービスを利用せず施設のスタッフから介護サービスを受けられます。

サービス付き高齢者向け住宅の費用

サービス付き高齢者向け住宅に入居する際は、施設側とご利用者の間で建物賃貸借契約を結びます。そのため、一般的な賃貸物件同様に入居時には敷金の支払いが必要です。また、月額費用には家賃や管理費が含まれており、別途介護サービスの利用に応じて費用が加算されていきます。

サービス付き高齢者向け住宅を利用する際の費用の目安は、種類ごとに下表の通りです。生活支援から身体介護、リハビリなどのサービスが含まれている分、介護型のサービス付き高齢者向け住宅の方が月額費用は高くなっています。

種類 初期費用 月額費用 月額費用の内訳
サービス付き高齢者向け住宅
(一般型)
敷金/礼金等数十万~数百万円 10~25万円 家賃、管理費、水道光熱費、介護サービス費(利用状況に応じて)など
サービス付き高齢者向け住宅
(介護型)
敷金/礼金等数十万~数百万 15~40万円 家賃、管理費、水道光熱費、介護サービス費(毎月定額)など

※それぞれの金額は、一般的なサービス付き高齢者向け住宅の初期費用・月額費用の目安です。

サービス付き高齢者向け住宅の費用は、施設の立地条件や設備、ご利用者が必要とするサービスによって変動します。費用について、詳しくはこちらをご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のサービス

サービス付き高齢者向け住宅では、定期的なご利用者の状況確認や緊急時の病院への連絡といった安否確認(状況把握)サービス、心身の状態に応じて医療・介護サービスを受けるための支援をおこなう生活相談サービスを提供することが基準です。また、日中は医療や介護に関する有資格者が常駐することが原則となっており、夜間帯は緊急呼出装置などで円滑に対応ができるよう環境を整えることも求められています。

SOMPOケアの「ラヴィーレレジデンス」や「そんぽの家S」では、基本的にケアスタッフが24時間常駐して安否確認の実施や緊急対応などに備えています。また、ベッドサイド、トイレ、浴室には緊急呼出装置が設置してあり、万が一の場合ボタンを押せば24時間いつでもスタッフがすぐに駆けつけられる体制を整えています。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は、60歳以上で自立の方、要支援または要介護認定を受けている方(60歳未満も可)です。介護が必要になった場合は個別に介護サービスの契約が必要ですが、入居するサービス付き高齢者向け住宅が介護事業者と提携している場合、ご自身でサービス事業者を探す必要はありません。

SOMPOケアの「ラヴィーレレジデンス」や「そんぽの家S」では、併設の事業所による在宅介護サービスが受けられます。また、ご利用者本人が介護サービス事業者を選べるため、提携もしくは隣接していない事業所でも利用可能です。加えて、必要であれば医療ケアや訪問看護などの医療サービスを受けることができるので、安心して暮らすことができます。

2.サービス付き高齢者向け住宅の特徴

次に、サービス付き高齢者向け住宅の特徴を見てみましょう。

自由な生活が送れる

サービス付き高齢者向け住宅の特徴は、自由な生活を送れることです。マンションで暮らすように、ご自身のペースに合わせた生活を送ることができます。

たとえば食事に関しても、居室にキッチンが備えられており、好きなものを好きなときに調理して食べることができます。また、浴室や洗濯機スペースも居室にあるので、ご自身のペースに合わせて入浴や洗濯をおこなうことが可能です。

SOMPOケアの「ラヴィーレレジデンス」や「そんぽの家S」では、居室内にIHコンロが備え付けられています。調理したものを自室でゆっくりとくつろぎながら食べられますし、施設で用意した食事を注文することも可能です。

自由に外出をしたり、施設内で行われるアクティビティに参加したり、ダイニングで他のご利用者と過ごすことも可能です(※食事や一部のアクティビティは有料となります)。

施設のタイプが豊富

サービス付き高齢者向け住宅は、自立~要介護まで幅広い入居者を受け入れているため、施設によって建物の構造や設備、提供するサービスが異なります。

基本的な構造と登録基準としては以下の通りです。

構造と登録基準
  • 各居室は25㎡以上
  • ※共有部分にあたる食堂やリビングのスペースが十分に確保されている場合は、18㎡以上でも可能

  • 各居室に台所・トイレ(水洗便所)・収納設備・浴室を設備
  • ※共有部分に同等の機能が備わっていれば、各居室に設置されていなくてもよい

  • バリアフリー構造
  • 要介護度が高い方や認知症のある方も対応可能な施設、プレイルーム完備で室内アクティビティを楽しめる施設、パークゴルフのような屋外アクティビティを楽しめる施設、駅から徒歩5分の立地でお出かけしやすい施設や緑に囲まれた施設など、豊富なタイプから選べるのも大きな特徴です。

    「まだ足腰は丈夫だから眺めの良い高層階に住みたい」「にぎやかな場所が好きだから規模の大きい施設がいい」など、ご利用者の希望に沿った施設を選びやすいのもサービス付き高齢者向け住宅の魅力です。

    3.サービス付き高齢者向け住宅と他の介護施設の違い

    ここでは、サービス付き高齢者向け住宅と他の介護施設の違いをお伝えします。
    各介護施設に関する情報を説明する前に、サービス付き高齢者向け住宅の特徴を下表でおさらいしておきましょう。

    サービス付き高齢者向け住宅の特徴

    契約方式 建物賃貸借契約、利用権方式
    入居条件 次のいずれかの条件を満たす方
    • 60歳以上の高齢者の方
    • 要介護認定を受けた60歳未満の方
    サービス内容 安否確認(状況把握)、生活相談

    有料老人ホームとの違い

    サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームの違いをお伝えします。

    有料老人ホームは、「介護付」「住宅型」「健康型」と3つの種類に分けられます。まずは、それぞれの特徴をまとめた表を見ていきましょう。

    介護付有料老人ホーム(介護付きホーム)の特徴

    契約方式 利用権方式
    入居条件 「介護専用タイプ」「混合タイプ」「自立タイプ」の3つの施設形態に応じて、自立~要介護5までの方
    サービス内容 24時間体制で職員が常駐しており、利用者の身の回りの世話から日常介助まで対応

    住宅型有料老人ホームの特徴

    契約方式 利用権方式、建物賃貸借契約、終身建物賃貸借契約
    入居条件 60歳以上でありかつ自立または軽度の要介護状態の方
    サービス内容 比較的、医療依存度の低い人を対象とした生活援助やレクリエーションなどのサービスを提供。「介護付」よりも費用が割安で済むことが多い。

    健康型有料老人ホームの特徴

    契約方式 利用権方式、建物賃貸借契約、終身建物賃貸借契約
    入居条件 60歳以上でありかつ自立または要支援状態の方
    サービス内容 基本的には介護認定されていない自立した人を対象に、家事手伝いなどのサポートを行いつつ、スポーツジムなどの設備が充実した中で日常生活を楽しめる環境を提供

    【契約方式】

    サービス付き高齢者向け住宅では入居に際し「建物賃貸借契約」が結ばれますが、介護付有料老人ホーム(介護付きホーム)では、生涯施設を利用できる「利用権方式」が取られる場合が多くなっています。また、住宅型有料老人ホームや健康型有料老人ホームは、施設の運営方針によって契約方式が異なってきます。

    【入居対象】

    有料老人ホームは、60歳以上で自立した生活ができる方から介護が必要な方まで、幅広い高齢者が入居対象となっています。「介護付」や「住宅型」といったタイプがあり、それぞれ入居対象者が異なる分、サービス付き高齢者向け住宅よりも多くの方が入居対象者に該当します。

    【サービス内容】

    介護付有料老人ホーム(介護付きホーム)は、厚生労働省より「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設です。介護職員や看護職員が常駐しており、日常生活全般において手厚い介護が受けられます。

    なおサービス付き高齢者向け住宅でも、特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設があり、その場合は介護付有料老人ホーム(介護付きホーム)と同等の介護サービスが提供されています。

    また、住宅型有料老人ホームでは外部の訪問介護やデイサービスなどと契約し介護サービスが受けられます。一般型のサービス付き高齢者向け住宅と同様の利用方法です。

    有料老人ホームについて詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

    シニア向け分譲マンションとの違い

    次に、サービス付き高齢者向け住宅とシニア向け分譲マンションの違いをお伝えします。

    シニア向け分譲マンションの特徴

    契約方式 所有権方式
    入居条件 自立した生活を送れる高齢者の方
    サービス内容 定期的な見守り、食事・掃除・洗濯の支援、緊急時の対応

    【契約方式】

    シニア向け分譲マンションの契約方式は、所有権方式となっています。その名の通り分譲マンションのため、購入して入居する形です。購入後は「資産」となり、譲渡や賃貸、リフォームも可能です。建物賃貸借契約を結ぶサービス付き高齢者向け住宅は、賃貸なので相続財産としては残らないことが大きな違いです。

    【入居対象】

    シニア向け分譲マンションは、基本的に自立した生活が送れる高齢者が対象です。認知症や介護度が高くなると入居できない場合があるのはサービス付き高齢者向け住宅と同じです。また、介護度が低い方が対象ということもあり、居室の設備の充実度や自由に外出できるなど、生活の自由度もサービス付き高齢者向け住宅と似たような傾向があります。

    【サービス】

    基本的にシニア向け分譲マンションは、ケアスタッフの配置義務がありません。しかし、マンションによっては見守りや食事の提供、家事のサポートといったサービスが付いている場合があります。介護が必要な場合は外部の事業所と契約し、訪問介護やデイサービスなどを利用する点は、サービス付き高齢者向け住宅と同じです。また、サービス付き高齢者向け住宅よりもスポーツジムやレストラン、温泉などの娯楽施設が充実しているケースが多いのも特徴です。

    4.サービス付き高齢者向け住宅への入居がおすすめの人

    下記に該当する方は、サービス付き高齢者向け住宅の入居がおすすめです。

    • 自由度の高い生活を続けたい方
    • 介護サービスを受けながら自分のペースで生活を続けたい方
    • 自立はしているが定期的に見守りをしてほしい方
    • 一人暮らしを続けることに不安がある方

    サービス付き高齢者向け住宅は、名前が示す通り施設ではなく「住宅」です。そのため、特別養護老人ホームや介護老人保健施設のような手厚い介護サービスはありませんが、その分自由に生活できるという特徴があります。

    また、介護サービスは必要に応じて外部の事業者と契約して利用することになります。自分で利用するサービスを選べるので、自分のペースを守って生活し続けられるでしょう。万が一のときに備えて、定期的な見守りサービスがあるのも安心できるポイントです。今一人暮らしをしているが、高齢や身体の状態にともない不安を感じている方は、早めに入居先を探し始めてみるのもいいかもしれません。

    SOMPOケアのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を探す

    5.サービス付き高齢者向け住宅の注意点と選び方

    次に、サービス付き高齢者向け住宅の注意点を見てみましょう。

    初期費用や家賃が予算内か確認する

    契約時にかかる初期費用や継続的にかかる家賃は、入居するサービス付き高齢者向け住宅によって異なります。そのため、ご自身やご家族が想定する予算内に収まるかどうかを事前に確認しましょう。

    また、多くのサービス付き高齢者向け住宅では、入居時に敷金(家賃の2~3ヵ月程度)が必要になるほか、入居一時金がない分家賃を高めに設定している場合もあるので確認しておきましょう。なお、サービス付き高齢者向け住宅では更新料や礼金は必要ありません。

    外部の介護サービスを利用する予定がある方は、契約しないと費用が見えてこないので、予算から少し余裕があるサービス付き高齢者向け住宅を選ぶことをおすすめします。

    費用の内訳等に関しては、下記記事で詳しく説明しているので参考にしてください。

    立地や周辺環境を確認する

    サービス付き高齢者向け住宅の入居後の住みやすさは、立地や周辺環境によって変わります。病院、スーパー、金融機関など、日常生活で利用する施設が周辺にあるかどうかを確認しておきましょう。

    また、ご利用者が外出する場合やご家族・知人が会いに来ることも踏まえ、公共交通機関が利用しやすいか、車で来やすい場所かなども含めてサービス付き高齢者向け住宅を選ぶと良いでしょう。ご家族にとっても、様子を見に行くことはもちろん、荷物を運んだり、買い物の付き添いをしたりと、何かとご利用者に会いに行く機会が多い場合もあるので、立地条件は重要なポイントです。

    食事、生活支援サービスの対応状況を確認する

    サービス付き高齢者向け住宅では食事の提供義務はありません。しかし、実際には9割以上の施設で食事提供サービスを導入しており、ご利用者が希望すれば食事の提供が受けられる環境が整えられています。

    SOMPOケアのサービス付き高齢者向け住宅「ラヴィーレレジデンス」や「そんぽの家S」では、管理栄養士や調理師などのプロフェッショナルが開発したメニューを提供しています。1日1食から注文することができ、タンパク質やカロリー、塩分などを抑えた治療用食や、噛むことや飲み込むことが困難な方にも美味しく食べていただけるソフト食・ムース食など、ご利用者のお身体の状態に合わせたさまざまな形態のお食事も提供可能です。

    SOMPOケアで提供している食事に関しては、こちらも併せてご覧ください。

    SOMPOケアの特徴:食事

    また、入浴等の介護や家事代行、健康管理サービスも大半のサービス付き高齢者向け住宅で提供しています。標準サービスである安否確認では、最低一日一回、居室の訪問や電話での確認をおこなっています。安否確認の時間に決まりはなく、事業所ごとに時間や確認方法を設けて実施しています。

    また、電球の交換やごみ捨て、郵便物の受け渡しなどといった日常生活のちょっとした困り事の支援、ご家族との連絡などの仲介サービス、その他生活相談などをおこなっているサービス付き高齢者向け住宅もあります。

    ご利用者がどのようなサービスを希望されるのか、施設で提供されているサービスの種類などは、ご入居前に確認しておくことをおすすめします。

    介護サービスの提供状況を確認する

    サービス付き高齢者向け住宅で介護を受けたい場合は、ホームヘルパー(ケアスタッフ)に訪問してもらう、または施設に併設されたデイサービス等の事業所に通うといった方法が一般的です。

    サービス付き高齢者向け住宅の中には「特定施設入居者生活介護」の指定を受けて、施設に常駐するホームヘルパー(ケアスタッフ)が介護サービスを提供するところもあります。しかし、このようなサービス付き高齢者向け住宅は、全体の1割以下です。施設内のスタッフからサービスを受けたい場合、施設の介護サービスの提供状況を確認しておく必要があります。

    6.サービス付き高齢者向け住宅への入居から退去まで

    一般的なサービス付き高齢者向け住宅の入居の流れは、以下のような手続きで進みます。

      <例>

    1. 問い合わせ

      電話や、運営会社(事業会社)のWebサイトの問い合わせフォームから問い合わせることで、入居を検討する施設の見学予約や資料送付をしてもらいます。

    2. 見学・相談

      サービス付き高齢者向け住宅の管理者や入居相談を担当しているスタッフが施設での暮らしや料金体系などについて詳しく説明し、施設内を案内します。

    3. 申し込み

      好みの部屋を指定し、入居申込をします。満室の場合は待機予約ができる場合もあるので確認してみましょう。一度同じ事業者の別の施設に入居し、希望の部屋が空くまで待機できる場合もあります。

      提出書類:入居申込書

    4. 面談

      新しい生活の準備のため、サービス付き高齢者向け住宅の管理者と(要介護認定のある方はケアマネジャーとも)、ご利用される方の状態や既往歴、希望する生活などについて相談します。

      提出書類:診断書、診療情報提供書など(※1)

    5. 契約・入居

      ご本人・ご家族(身元引受人・保証人)と事業者とで契約を交わし、入居となります。

    退去を希望する場合は事前に申出をおこない(※2)、サービス料金や光熱費、敷金の清算を行った後に退去となります。

    ※1 入院中・施設入居中の方
    ・介護・看護サマリー:過去のご病気や治療などの履歴、現在受けている介護等が要約された書類
    ・ケアプラン:介護サービスご利用者本人の意向やサービス内容がまとめられた計画書  など

    ※2 事前の申出については施設によって期限(1ヵ月前までなど)が異なる場合があるため、契約時に確認しておきましょう。

    7.サービス付き高齢者向け住宅は人気で入居が難しい?

    サービス付き高齢者向け住宅は、自由度の高さや施設のタイプの豊富さから人気があり、入居を希望する方は多くなっています。人気の施設はすぐに入居できず、空室が出るのを待たないといけない可能性もありますが、現在施設数は増加傾向にあります。

    実際、2020年5月末時点255,280戸、7,607棟に対して2022年5月時点は275,776戸、8,090棟と、2年で約2万戸、約500棟も施設が増加しています。サービス付き高齢者向け住宅の数が増えている分、施設ごとの特徴も幅広くなっているので、今回お伝えした選び方を参考に、ご利用者に合うサービス付き高齢者向け住宅を探してみましょう。

    希望に沿った施設が空いているか、すぐに入居できるかは、入居を希望するタイミングにもよります。少しでも気になるサービス付き高齢者向け住宅があれば、早めに手続きを進めていくと良いでしょう。

    8.自由度が高い暮らしを求める方はサービス付き高齢者向け住宅がおすすめ

    今回は、サービス付き高齢者向け住宅の特徴や他の介護施設との違いなどをお伝えしました。

    サービス付き高齢者向け住宅は、入居される方のニーズによって自由度の高い暮らしを送ることが可能です。食事や入浴、外出の自由はもちろん、施設内のアクティビティやサークル活動などがおこなわれている施設などもあります。

    SOMPOケアの「ラヴィーレレジデンス」や「そんぽの家S」には、入居者の友人同士でパークゴルフに出かけたり、おしゃべりや囲碁、将棋、カラオケなどを楽しみ、中には趣味の絵を描くために長期のスケッチ旅行に出かけるという方もいます。ご自身のライフスタイルに合わせた自由度の高い暮らしを求める方は、サービス付き高齢者向け住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

    SOMPOケアでは、サービス付き高齢者向け住宅をはじめ、さまざまな高齢者向け住まいを運営しています。これまでの経験を踏まえ、最適なご案内をさせていただきますので、介護施設に関してお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

    SOMPOケアのサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)を探す
    SOMPOケアの「介護なんでも相談室」はこちら

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