訪問介護とは?サービスの特徴から利用条件まで紹介

ご自宅にホームヘルパー(ケアスタッフ)が訪問して行う介護保険サービスを「訪問介護」といいます。
訪問介護では、どのようなサービスが受けられるのでしょうか。利用条件も含めて詳しく見ていきましょう。

1.訪問介護とは

訪問介護とは、ホームヘルパー(ケアスタッフ)がご自宅を訪問し、家事も含めた身の回りのお世話をする介護保険サービスです。ホームヘルパーは、介護福祉士もしくは介護職員初任者研修、実務者研修の資格を保持していなければなりません。

ただし、生活援助中心の支援については、2018年4月から生活援助従事者研修の資格でも従事可能となりました。

訪問介護で提供されるサービスには、身体介護と生活援助、通院等乗降介助があります。

身体介助

食事や入浴、排泄などの介助は、身体介護に属するサービスです。食事介助では、一人では食べることが難しい人に対し声かけや食事を口に運ぶなどの介助を行います。飲み込みが悪い方に対しては流動食を作ることも食事介助の一つです。

入浴介助では、ご利用者がご自宅で入浴するときの見守りや洗髪、洗身をお手伝いします。入浴できないときの手浴や足浴(手や足を丁寧に洗い血行促進等の効果を得る方法)、全身清拭なども入浴介助の一環として行います。

排泄の介助には、トイレやポータブルトイレ(お部屋のなかにも設置できる簡易トイレ)への誘導、衣服の着脱、排泄後の拭き取り動作等が該当します。失敗時の後始末や、ポータブルトイレの掃除も排泄介助に含まれます。オムツ交換や陰部の洗浄なども排泄介助に該当します。

その他には、爪切りや耳掃除(※)、髪の手入れやお化粧などの身だしなみを整える整容の介助、通院・外出介助等も身体介護の対象となります。

※爪そのものに異常がある、爪の周囲の皮膚が化膿している、また耳垢塞栓になっている等、お身体の状態によってはホームヘルパー(ケアスタッフ)が対応できない場合があります。

生活援助

洗濯や掃除、買い物、調理などは生活援助に属するサービスです。洗濯の介助では、洗濯の一連の作業と収納をホームヘルパー(ケアスタッフ)が行います。ご利用者の健康状態に応じて、一緒に行う場合もあります。

掃除の介助では、ご利用者の部屋やトイレの掃除、ゴミ出しなどが提供されます。調理の場合は、一般的な調理と配膳、下膳をホームヘルパーが代行もしくはご利用者と一緒に行います。

生活援助は、あくまでご利用者本人の日常生活を援助するものであるため、ご利用者以外に関わる家事や日常生活の範疇を超える家事については、介護保険を利用することができません。

通院等乗降介助

ご利用者が通院等を行う際に、車の乗り降りの介助を受けるサービスを「通院等乗降介助」といいます。いわゆる介護タクシーが提供するサービスに該当します。

通院等乗降介助では、乗車と降車の介助や病院と車までの移動、受診や薬の受け取りの介助を行います。ただし、病院内の移動や介助は医療サービスとして病院の看護師などが担当するため、通院等乗降介助の適用外とされています。

2.訪問介護で受けられないサービス

訪問介護で受けられないサービスには、どのようなものがあるでしょうか。具体例も含めて詳しく見ていきましょう。

ご利用者の援助に直接該当しないサービス

訪問介護は、ご利用者の日常生活を支援する介護保険サービスです。ご家族分の食事や洗濯、来客の対応など、ご利用者の援助に直接該当しないサービスは受けることができません。

日常生活の範囲を超えるサービス

ご利用者に関わる内容であっても、日常生活の範囲を超えるサービスについては、訪問介護の対象外となります。庭木の手入れや草むしり、ペットの世話、窓のガラス拭きなどが該当します。大掃除や正月の準備など、特別な時期の家事なども、日常生活の範囲を超えるサービスとなります。

保険適用外サービスを利用したいとき

大掃除や庭木の水やりなど、介護保険の対象外となることをお願いしたい場合には、介護保険適用外サービスを利用する方法もあります。

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