健康寿命とは?寝たきり、認知症を予防し健康に暮らすコツを紹介

高齢化が進む今、平均寿命よりも健康寿命が重視されるようになりました。ここでは、寝たきりや認知症など、要介護の状態になることを予防し、健康寿命を延ばすためのポイント解説をします。

1.健康寿命とは?

平均寿命とは、寝たきりや認知症など介護が必要な期間も含めた、生まれてから亡くなるまでの期間の平均のことです。
一方、健康寿命とは、日常生活に支障なく健康的に過ごせる期間のことです。
日本は平均寿命は長いものの、健康寿命との差が大きい傾向にあります。

平均寿命と健康寿命との差
平均寿命と健康寿命との差

寝たきりや介護が必要な方のための制度としては介護保険制度があります。

2.要介護状態になる主な要因のトップは認知症

健康寿命を延ばすためには、いかに健康な状態を保つかがポイントです。
厚生労働省データによると「介護が必要になった主な原因」は下記のとおりです。

要介護状態になる主な要因

トップの認知症は、2020年時点で全国に600万人を越えるといわれています。一方、骨折や転倒といった日頃のケアで防止できる可能性の高い症状もランクインしています。

3.フレイル状態に注意 要介護状態に進行する可能性も

健康寿命を延ばすには、フレイルの状態に注意することも重要です。

フレイル状態

フレイルとは

フレイルとは直訳すると「虚弱」のことです。加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態のことを指します。
フレイルの段階で適切に措置をおこなうことで、寝たきりや認知症などの要介護の状態に進まず、もともとの健康な状態に戻る可能性があります。
フレイルの原因は、生活習慣やビタミン不足、意欲低下など精神的な因子も関係しているといわれています。
下記の5つのうち3つ以上当てはまるとフレイルと診断されることが多いようです。

  • 歩行速度の低下
  • 疲れやすい
  • 活動性の低下
  • 筋力の低下
  • 体重減少

プレフレイルとは

フレイルのさらに前段階には「プレフレイル」があり、この段階での対処は更に有効といわれています。
下記の5つのうち1~2つ以上当てはまると、プレフレイルと診断されることが多いようです。

  • 歩行速度の低下
  • 疲れやすい
  • 活動性の低下
  • 筋力の低下
  • 体重減少

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