酔芙蓉ふたたび
2020年10月8日
皆様、いつもご覧いただきありがとうございます。
西大路八条 コンシェルジュの中川です。
7日(木)昼前のこと。入居者様が、
「ちょっとそこまで行ってきます。花を見てきます」
「いってらっしゃい!!」
見送った直後、(やっぱり私も・・・)とその後ろ姿を追いかけました。
「〇〇さん、あそこの酔芙蓉見に行かれるんですか? 私もご一緒していいですか?」
「一緒に見に行きましょう。私ね、芙蓉で俳句を書こうと思って見に来たんです。
花芙蓉と言ってね、花芙蓉は今頃の季節の季語なんですよ」
と教えていただきました。
「部屋では字引を広げて俳句のことを考えているから退屈しないの。
もう毎日が忙しいぐらい」
とても素敵な時間の使い方をされていらっしゃいます。
午前中は青空が広がっていた今日、酔芙蓉が一段と美しく見えました。
写真を撮ろうとしたところ、
「ほら、今ちょうどいわし雲がキレイですよ!!」
「うわぁ、すごいキレイですね。いい時に来ましたね!!」
酔芙蓉もうまく白とピンクとがセットになっていたので、
「この花、見せ方を知ってますねぇ」
「ほんとねぇ。一人で見るより一緒に見ると見方が変わって楽しめるわ」
と笑顔で話してくださいました。
「先生にね、天気のいい日は外の空気を吸って、日光に当たりなさいって言われているの」
たくさんお話して、たくさん酔芙蓉と秋空を眺めて、
たくさん日光に当たり、存分に堪能して室内に戻りました。
そして、酔芙蓉は後ろ姿も美しかったです。
