認知症の人って、不潔行為をする？
2021年4月9日
そんぽの家 武蔵村山は、介護付き有料老人ホームです。
認知症による記憶障がいが進行すると、物の認知が障がいされます。
例えば、「リンゴ」をリンゴと認知するのに形や色・臭いといったものを総合して「リンゴ」と認知します。
この形や色・臭いを総合的に結び付けるのが難しくなります。
我々が普通に「リンゴ」と認知する事が、何かの原因でリンゴに結びつかない感じです。
一般的に「弄便(ろうべん)」といって、便をあちこちにくっつけたり場合によっては口にしたりする事があります。
基本的に「便を便と理解できていない」ので、本人は不潔な行為をしているつもりはありません。
手に何か着いたらどこかに擦り付けて取りたい気持ちでしている事が多いようです。
「弄便」に対して、いじらないように拘束する事は体の動きを抑制する事になり筋肉が落ちて動けなくなる原因になったり逆にケガをするまで逃れようとしたりします。
元々、排泄の問題になりますので定期的な排泄リズムが確立されれば問題の減少になります。
