消防訓練
2019年5月29日
特定施設として、年2回の消防訓練が義務化されております。
今回は、1階中庭喫煙席から出火の想定で行いました。
消防署からも来ていただいての訓練です。
消防庁は119番通報から到着までに5分を目指しており、一般的に7分から10分程度で到着しているようです。
その為、発見・通報から10分の間にできる事を確認する為の訓練となります。
各所についている火災感知器が火災を感知すると、写真の右側の機械が自動的に火災を知らせる自動音声を消防署に電話で通報します。
消防署から折り返しで電話がかかってきます。
また、左端の赤い電話でも直通で消防署に電話する事もでき、真ん中下段の赤いボタンでも通報できます。
通報すると出入口などの電子錠が解除され、出入りが自由になります。
廊下にある通報装置からも通報することができ、事務所内での通報と同じ状態になります。
初期消火は、消火器と消火栓で行います。
もちろん、スプリンクラーも要所にあります。
建物は気密性が高い為、煙の進入は少ないのですが逆に煙が入ってしまうと煙の逃げ道もないので避難経路も煙の状態によって廊下が使えるかどうかが決まります。
廊下が使えない場合、ベランダからの避難となりますが通常の建物にある境(蹴破り戸)は端にしかないので比較的避難はしやすくなっています。
その為、消防隊からの指示として一時避難としては火元と反対側のベランダに避難する事で煙に巻かれにくくなるとの事。
さすが、プロに言葉は重い。
火災に限らず災害時には、エレベーターは使用禁止なので階段使用するか救助を待つ形になります。
避難誘導は、声掛けを行って移動が容易な方はご自身で移動して頂きます。
避難誘導も自立度が高い方の場合、少ない働きかけで終了し次にいけます。
自立度が低い方を先にした場合、大きい働きかけをしている内に被害が広がる事を防ぐためです。
10分程度で訓練された消防士が来てくれるのであれば、大きい働きかけが必要な方の場合には安全が確保されます。
その為、自立度が高い方への誘導が一番です。
また、火元に近い居室も優先度が高いです。
特に火元の部屋は、消防隊が到着するまで安全な場所に避難する必要があります。
最後に水消火器を使用しての消火訓練をしました。
なかなか恥ずかしがっていらっしゃるのか、はじめは消極的できたが次第に盛り上がって終わりました。
何気に頭でわかっているつもりでも、動いてみると体が動かないです。
次回の訓練は夜間での想定を予定していますので、今回とちょっと違う様子になるかと思います。
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