【コラム】生活の目標はどこにする？
2020年2月29日
SOMPOケア ラヴィーレ川崎宮前
支配人 大原です。
いつもホームだよりをご覧いただき有難うございます。
今回は「生活の目標はどうする?」というコラムで主観を語ります。
～【コラム】生活の目標はどこにする?～
介護ホームで働いていると、ご本人の希望とご家族が望む生活に違いを感じることがあります。
・ご家族にとっては、元気になってほしいので運動をさせたい。
・ご本人にとっては、運動をしても体が辛いだけ。
これは、生活の目標が共有できていない事が原因。
ご入居者様にとって、どの程度のバランスが丁度良いのかを探る必要があります。
◆◆◆どのようにバランスを取るのか◆◆◆
少し難しい例をご紹介しましょう。
(例)トイレに行きたい時。
・車いすで自走可能なら自由にトイレへ行ける。
・歩行の介助を受けるならスタッフを呼ばないといけない。
・ケアスタッフは忙しため、呼ばれてもすぐにいけない事もある。
日常生活もリハビリと考えれば、トイレへ行く時も歩くべきです。
しかしスタッフを毎回待つのもストレスでしょう。
それならば、車いすを使って自由な生活を送った方が良い面もあります。
周囲が色々考えても、最後は「ご入居者様にとって何が良いか」です。
メリットとデメリットがある中で、何を選ぶのかという方針の問題ですね。
◆◆◆今の生活でこだわりたい事は?◆◆◆
理屈が分かっていても、簡単にバランスを取る事は難しい・・・
そこで生活のバランスを考える時、「ご本人のこだわり」から考えます。
・厳しいトレーニングで体の機能向上を目指すのか。
・人生を楽しむことを優先して無理は控えるのか。
この場合、トレーニングと安楽のバランスの問題です。
他にも悩むケースは色々あります。
・糖尿病の方が何処まで食事を楽しむのか。
・小食の方に、どこまで食事を摂って頂くべきなのか。
正解や不正解ではなく「何を選ぶのか」ですね。
そこでケアする側としては、「優先順位を決める」ことが大切になります。
◆◆◆生活の目標と優先順位を決めておく◆◆◆
この目標と優先順位は、ご本人・ご家族・ホームの三者で話し合うのが理想。
ご本人の判断が難しい場合、
生活の様子やご本人の代弁者として周囲が考えることになります。
健康を重視、自由とストレス、心の安定・・・など、
ご本人の立場で考えることは沢山あるのです。
「生活を支える」という意味は、単に日常の支援をするだけではありません。
その人らしい生活をどのように支援するのか考える事。
ご入居者様が楽しく過ごせるよう、目標を定めて生活を支援したいと思います。
難しいのですが、やりがいのある仕事でもあります。
◆過去のコラム
【コラム】介護ホームは自由?安全?
https://www.sompocare.com/yxi3sr7hz9/blog-posts/edit/25924
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SOMPOケア ラヴィーレ川崎宮前
支配人 大原
TEL 0120-37-1865
登戸・溝の口より約20分。
リハビリ強化型の介護ホームです。
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