第十六回 俳句の会
2021年12月18日
今月の俳句の会のお題は、「クリスマス」と「年忘れ」の2本立てです。
事前のご応募は20句ありました。
皆さんクリスマスのお題の方が作りやすかったのか、クリスマスに因んだ句の方が多かった印象です。
今月もいくつかご紹介いたします。
『ミサに出て 穢れを落とす クリスマス』
現役時代に教会のミサに参列されたことがあったご入居者さま。牧師様の平和の祈りに心が洗われたそうです。
教会の凛とした雰囲気が伝わる句です。
『クリスマス サンタクロースが やってくる』
子供の頃はサンタクロースがいるのか、いないのかお友達同士で論争がありましたね。
ご入居者さまはサンタクロースがいると信じていたそうです。
子供の頃の思い出を詠んでくださいました。
『年忘れ 思いし今は すべて忘れる』
お題を見てすぐに閃いたそうです。「歳とると自分の年齢まで忘れる」と笑って仰っていました。
年忘れと年齢(とし)忘れを掛けた句だそうです。発想が素晴らしいです。
『クリスマス 数えて待ちし 日も遠く』
クリスマスとお正月、日にちは1週間くらいの差でやってきますが、子供の頃はクリスマスの方が待ち遠しかったそうです。
理由を伺うと「プレゼントがもらえるから」とはにかみながら仰っていました。
私も同感です。
『のんびりと 暮らせるホーム 年忘れ』
「ここにいると大掃除もしないで、好きな事だけしてゆったりと暮らせる」と笑顔で仰っていました。
ホームでの暮らしを満喫されているご様子が伺えます。
来月のお題は「正月」です。
たくさんのご応募お待ちしております。
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