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ご存知ですか? 認知症のこと~その2 中核症状

2024年11月11日

いつもケアハウスあいおいのホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。

シリーズ企画!『ご存知ですか? 認知症のこと』
先月から、担当させてただいております岡野です。

早速ですが、11月11日は介護の日と言うことで今回も認知症について少しお話ししたいと思います。

認知症のさまざまな症状は、中核症状と行動・心理症状(周辺症状)、
その他の身体的症状に分けられます。
ここでは、そのうちの中核症状について、一緒に考えてみましょう。

中核症状は、病気により脳の機能が壊れることで、
脳の認知機能が障害されてしまい起こる症状のことです。
ちなみに、「認知症」という呼び名は、認知機能の障害の総称で、病名ではありません。
さて、この中核症状は、具体的には、主に4つの症状がありますので、
以下にてご紹介いたします。

① 記憶障害
覚えられない、すぐに忘れるといった記憶障害が起こります。
前回、御覧いただいた通り、単なる加齢によるもの忘れと認知症の記憶障害との違いがあります。
また、体験そのものを忘れてしまうことで、
認知症の方が直面している実際の状況とその方の認識が乖離し、
その方が混乱してしまうことがよくあります。
そういったときに、作話が見られることもあります。
(例:ご飯を食べたこと自体を忘れてしまったときに、
「自分だけご飯を出してもらえない」と話される 等)
 

② 見当識障害
現在の年月や時刻、自分がどこにいるかなど、基本的な状況を把握することを
見当識といい、日時、場所、人物の見当識があります。
見当識障害では、初期には日時の見当識障害がみられやすく、
症状の進行に従い、場所、人物と障害されていきます。

③ 理解・判断力の障害
・考えるスピードが遅くなる
・二つ以上のことが重なると上手く処理できなくなる
・いつもと違う出来事で混乱しやすくなる
・目に見えないしくみが理解できなくなる
など、ものごとを考えることや判断することに支障が出てしまいます。

④ 実行機能障害
目的に対して計画を立てて段取りをすることや、
手順をふんで連続した作業をすることが出来なくなってしまいます。
(例:買い物→料理 等)

以上のように、本来持っている能力が失われてしまうのが中核症状といわれています。

私たち介護に携わる者だけでなく、社会全体が認知症の事について知ってもらえるといいなと願うばかりです。
その方らしさを大切に。
「認知症だから」といった決めつけではなく、本人に寄り添えるやさしい介護力を身に着けたいですね!

SOMPOケアでは認知症Q&Aも解説していますので、是非ご覧くださいね。

認知症Q&A
https://www.sompocare.com/feature/dementiacare/qa/

次回は、行動・心理症状(周辺症状)について、ご紹介させていただきます。

その1 認知症って何だろう
https://www.sompocare.com/service/home/grouphome/Z000160/message-detail/328027

相生の里では認知症サポーター養成講座も行っていますので興味のある方はケアハウスまでお問い合わせください!


認知症サポーター養成講座の様子

        ケアハウス介護職員 岡野

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