ヒートショック
2025年1月25日
SOMPOケア横浜本郷台訪問看護の事業所だより
をご覧いただきありがとうございます。
まだまだ寒い日が続いておりますが、いかが
お過ごしでしょうか。
冬の寒い時期にはヒートショックが起こりやすく
なります。
●ヒートショックとは?
気温の変化によって血圧が上下することで心臓や
血管の病気が起こることをいいます。
11月~2月までの時期が起こりやすい時期となる
ため、しっかりと対策が必要です。
●ヒートショックが起こる時
温度差を感じやすい浴室で起こることが多いです。
暖かい部屋から、脱衣所に移動した際に
寒さで血圧が上昇します。そこで服を脱ぎ
浴室内に入るとさらに血圧は上昇します。
その後、湯船に入ると体が温まり血圧が下降
します。
浴室以外にも、玄関やトイレ、廊下など
暖かい部屋と10℃以上の温度差がある場所では
注意が必要です。
●ヒートショックが起こりやすい方
・65歳以上の高齢者
・高血圧
・糖尿病
・肥満
・睡眠時無呼吸症候群
・不整脈
●ヒートショックの症状
・めまい、立ちくらみ
・頭痛
・嘔気、嘔吐
・脱力感
・ろれつが回らない
・胸や背中の痛み
急激な温度変化により血圧が上下することで心臓や
血管に負担がかかることで起こります。
眩暈や立ちくらみがあったときは その場にしゃがみ、
横になり安静にしましょう。
●予防対策
◎脱衣所と浴室を温める
・暖房器具で部屋と脱衣所、浴室の温度差をなくしま
しょう。
・湯はりをする際はふたを外すと浴室の温度をあげる
ことができます。
・浴室に入る前に浴室内をシャワーで温める。
◎お風呂の温度は低めに設定
・42℃の湯温では心臓に負担がかかるといわれています。
38℃~40℃に設定するようにしましょう
・首までお湯に浸かることは心臓に負担がかかるので
胸のあたりまで浸かるようにしましょう。
◎入浴前後に水分補給
・水分不足では血管に負担がかかります。
入浴前後にコップ1杯の水やお白湯を飲みましょう。
・飲酒後の入浴は控えましょう。
訪問看護では 入浴の支援も行っております。
お一人での入浴が難しい方や不安のある方、お手伝い
させていただきます。ご相談お待ちしています。