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パーキンソン病の治療について①

2025年4月13日

  こんにちは。SOMPOケア交野の伊藤です。(*^_^*)
  関西万博が始まりましたね。大阪に住んでいるのにあまり実感はありませんが…。
先日、連休をもらい徳島県に旅行に行ってきました。(*^^*)初めて船釣りをしたのですが、結構面白かったです。釣果はというと…練習の時にフグが1匹釣れました。(*^^)vその後は、まったく釣れませんでしたが、船に揺られ波の音を聞いているととても癒されました。温泉も入って心身ともにリフレッシュできとても充実した休暇を取ることができました!
 さて、今回はパーキンソン病の治療についてお話していきたいと思います。

 現在、パーキンソン病を治癒する治療方法はありません。症状の緩和を目的とした治療が行われています。

 パーキンソン病の治療法には、L-ドパによるドパミン補充療法を中心とした薬物療法、外科療法などがあります。そして、これらの治療法と同じくらい重要な役割を果たすのが、継続して行うリハビリテーションです。それ以外にも規則正しい生活習慣を送ることや、日光浴なども大切になってきます。

今回は薬物療法について詳しく説明していきます。

 薬物療法では、パーキンソン病の原因となるドパミンの不足を補う薬やドパミン同様の作用がある薬を使用します。不足しているドパミンを補うと症状が緩和されますが、薬にも効果時間があるため薬が切れるとまた症状が出てきます。内服薬にもよりますが、パーキンソン病が進行した人だと一日に6回~8回服用することがあります。そのため24時間皮膚から成分を吸収できるような貼り薬も合わせて使用していきます。
 薬で症状を緩和していくので、内服時間をしっかりと守り症状が緩和する時間が長くなるよう薬を調整していくことが大切になってきます。

 また、薬には副作用がつきものですが、パーキンソン病の薬にも副作用があります。(/_;)
お薬の副作用として、便秘、幻覚などの精神症状、眠気、吐き気などの症状がみられることがあります。

 便秘は、パーキンソン病の症状の一部なのですが、お薬の影響でより強まることがあります。下剤の服用や食生活の改善など便秘対策が必要です。

 幻覚は薬で誘発されることがありますが、病気の初期からみられることはほとんどなく、高齢者や、病気の期間が長い人、認知症がある人、昼間うたた寝をする人、などに見られることがあります。誰にでもみられるわけではありません。また、パーキンソン病の幻覚は、帽子や衣服などがリアルな人に見えるなど、見間違いから引き起こされることが多いので不要なものは目につかないところに片づけることも幻覚対策となります。

 眠気は一部の抗パーキンソン病薬で生じることの多い副作用ですので、日常生活に支障が出るようであれば主治医に相談し薬を代えてもらうなど調整してもらいます。

 吐き気や食欲低下は治療の導入期に生じることがありますが、2~3か月もすると消失することが多いです。

 副作用が出たからと言って急に薬を中止してしまうと症状が悪化することや、発熱、意識障害などの症状が引き起こされることがあります。(>_<)
また最悪な場合、命に係わることもあるので、薬の中止は自己判断ではせず必ず主治医の先生と相談してください。m(__)m

ご質問等ございましたらいつでもご連絡ください。(^^)

 SOMPOケア交野居宅介護支援 080-3363-4774 

 それでは次回、またお会いしましょう。(^^)/

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