パーキンソン病について
2025年2月10日
こんにちは。SOMPOケア交野の伊藤です。(*^_^*)
暖かくなったと思ったら、急に寒くなり、寒くなったら暖かくなり…と、気温の変化に体がついていけずちょっと疲れが出てきていますが、皆さまはどうでしょうか?
桜のつぼみも膨らみはじめ、いろいろなところで花が咲いて春めいてきましたね。(^_^)家の近所の桜が咲くのを楽しみに毎日出勤しています。
さて、前回で4大認知症と言われる4種類の説明は終わりました!今回からは、パーキンソン病についてお話したいと思います。60歳を超えると100人に一人の割合で発症しており、患者数が多い病気です。1回で説明するには情報が多いので何回かに分けて説明していきたいと思います。
パーキンソン病は、中脳の黒質にあるドパミン神経細胞がこわれて、作られるドパミンが減ることによって発症します。ドパミンは、脳から筋肉に指令を出す際に、指令を調整しスムーズに体が動けるように調整する物質です。ドパミンが減ると、体が動きにくくなったり、ふるえが起こりやすくなったりします。ドパミン神経細胞は、年齢とともに自然に減っていきますが、パーキンソン病の患者さんの場合は、健康な人に比べてより速いスピードで減っていきます。ドパミン細胞が急激に減っていく原因はまだわかっていません。稀に家族内で発症し、その遺伝子が特定される場合もありますが、患者さんのほとんどは遺伝とは関係なく発症しています。
【主な症状】
パーキンソン病では、運動症状と非運動症状が見られます。
【運動症状】
・無動 …動きが素早くできない。
歩くときに足が出にくくなる。(すくみ足)
話し方に抑揚がなくなり、声が小さくなる。
書く文字が小さくなる
・筋強剛…肩、膝、指などの筋肉がかたくなって、スムーズに動かしにくい。
顔の筋肉がこわばる。
一歩が小さくなる。(小刻み歩行)
・静止時振戦…何もしていない時に振るえる。
動き出すと震えは止まる。
・姿勢反射障害…体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなる
歩いていて止まれなくなる。(突進歩行)
方向転換をするのが難しい。
症状が進むと、首が下がる、体が斜めに傾くこともある
【非運動症状】
・自律神経症状…便秘や頻尿、起立性低血圧(立ちくらみ)・
食事性低血圧(食後のめまいや失神)、
発汗、むくみ、冷え、
・認知障害…手順を踏む行動が計画できなくなる(遂行機能障害)
物忘れがひどいなどの認知症症状
・嗅覚障害…匂いがしない。
・睡眠障害…不眠。日中の眠気。
・精神症状…うつ・不安などの症状、無関心、意欲低下、幻覚、錯覚、妄想
・疲労や疼痛、体重減少
今回は、パーキンソン病の主な症状について説明させていただきました!パーキンソン病の症状は他の病気でも似たような症状が出ることがあります。(パーキンソン症状)気になる症状があれば、脳神経外科など受診していただければと思います。(*^_^*)
ご質問等ございましたらいつでもご連絡ください。(^^)
SOMPOケア交野居宅介護支援 080-3363-4774
それでは次回、またお会いしましょう。(^^)/