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レビー正体型認知症について

2025年1月12日

  こんにちは。SOMPOケア交野の伊藤です。(*^_^*)
  遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。(*^^*)
新しい年はどんな年になるのかと今からワクワクしています。
 「一年の計は元旦にあり」と言いますが、皆さまどのような目標にされましたか?
私は、仕事面では事業所をさらに発展させること!私生活では、休日は筋トレと散歩をすることを目標に頑張っていきたいと思っています。ここ数日寒すぎてすでに散歩をすることを躊躇していますが…(-_-;)

さて、今回はレビー小体型認知症についてお話していきたいと思います。

レビー小体型認知症とは…
 日本人に多い認知症のなかでも2番目に多い認知症です。レビー小体という構造物が神経細胞にたまって、認知症などのさまざまな症状を示す病気です。レビー小体型認知症以外に、レビー小体がたまって運動が障害される病気にはパーキンソン病という病気がありますが、レビー小体型認知症では、脳のもっと広い範囲にレビー小体がたまり、多彩な症状がみられます。レビー小体型認知症とパーキンソン病はどのように区別されるかというと、今までの経緯を問診で確認しその話から医師は判断しているようです。私の感覚としては、記憶障害が先に出ているようであればレビー正体型認知症。記憶障害が出ていないのであればパーキンソン病と診断されているように感じています。あくまで、個人的な意見なので正確ではないので参考程度に思っていただければと思います。

【主な症状】
 認知機能障害  …判断力・注意力の低下して会話がままならない状態と、健常な状態が
          交互に繰り返しながら変動する認知機能障害がみられます。

 パーキンソン症状…パーキンソン病のような運動症状であるパーキンソン症状が現れます。

 幻視・幻聴   …レビー小体型認知症の発症初期からみられる症状で、実際には
          存在しない人物・虫・動物が見えるのが特徴です。

自立神経症状  …自律神経がうまく働かなくなることが原因で、便秘・尿失禁や嗅覚異常
         といった自律神経症状がみられます。

【進行・経過】
 レビー小体型認知症の場合、調子の良い時と悪い時が波のように現れながら、少しずつ症状が悪化するのが特徴です。その日の調子によっては認知症が改善されたように感じることもあれば、次の日にはボーッとしてうまく会話が取れなくなってしまうことも多いです。
症状が進行するとパーキンソン症状が強く現れ、自力での歩行が困難になり、感情の起伏が少なくなる症状がみられます。調子が良い時・悪い時を繰り返すのは変わりませんが、調子が悪い時の時間が長くなる傾向もあります。
レビー小体型認知症の末期には、常に介助を必要とする状態になり、嚥下障害によって食事が気管に入ってしまい、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが上昇します。

【治療法】
 ・薬物療法…薬によって経過の進行や症状を改善する治療が行われています。

 ・リハビリ…散歩などの歩行訓練を日常生活の中で取り組んでいくことが大切です。

【支援の方法】
・否定しない(幻視等の訴えがあっても否定せず共感する。)

・症状に合わせて対応する。(パーキンソン症状によって気を付けることが変わります。)

・環境整備(幻視の原因となりそうなものは取り除いておく、転倒しにくい環境にする。)

レビー正体型認知症は記憶障害が出にくいと言われていますが、パーキンソン症状が出ることで生活に支障が出ることが多いです。また、幻視は私たちでは見間違い程度のものがかなりリアルに見えており、恐怖心を抱かれることが多いです。洗濯物や帽子を見て人が立っていると認識されることが多いです。幻視の症状が見られたときは原因になっている物を取り除くと落ち着かれることが多いです。日や時間によって症状の状態が違うのも特徴です。本人様からすると、「さっきまでは大丈夫だったのに…」とストレスに感じるかと思います。本人様の思いを共感し寄り添っていただくことで、安心して過ごせる環境を作っていただければと思います。

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 それでは本年もよろしくお願いいたします。(^^)/

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