【接遇強化月間】接遇への思い④
2024年11月17日
接遇について考える
私は高校卒業後直ぐに百貨店に勤めました。
入社式2週間前から研修が始まり一般的な(お客様は神様なので言われたとおりにするという)接遇マナーを叩き込まれました。(接客としての接遇)
正社員、メーカーのマネキンと合わせて5年間勤めて退社後、合計7年くらいパートで
コンビニと半年保険の外交員と高校時代のバイトも含めても全て接客業でした。
介護の仕事はアミーユの頃入社した現在SOMPOケアが初めてでした。
初めは、今でも自立援助を意識していないとつい「やって」と言われるとやってしまいそうになります。
施設だと時間に追われる為、初めの内は特に援助自体も早くは行うことが出来ない為、こちらでやってしまった方が早いと思う事もあり、接客の接遇になってしまいがちだったと思います。
入社当初は90歳以上の方が多く、私の活舌の悪さもあいまって敬語で話をすると何度も聞き返されてしまい、その内利用者様が名古屋弁だと名古屋弁の丁寧語で話すと聞き返しなしでわかって頂けるという事が続き、敬語ではなくて名古屋弁の丁寧語、しかも短めにという感じに移行していきました。
数年が経った頃、接遇委員会を発足して見直しましょうということになりました。
チェックシートを作成して身だしなみから順に自己チェック開始、皆さんの自己への評価の高さに驚きました。
私の勤務していた施設は、接遇を他施設の管理者がチェックに来る時の点数は低かったのですが、多分自分は出来ていると思う方で実際には出来ていないからだとわかりました。
では、二人でお互いにチェックするというのもやってみたのですが、出来ていない所の指摘はしにくい、言い訳されて直そうとはしてもらえない等の意見がありうまくはいきませんでした。
それならば、出来ている人を褒めるそして見習いましょうとなりましたが、自分には甘く他人には厳しい人が多いのか、それもうまくいきませんでした。
接遇委員が代表で指摘する案も出ましたが、自分が完ぺきでは無いのに注意しにくいというか「あなたも出来ていないでしょ」と言われるのが不安でと結局どれもうまくはいきませんでした。
そして私は現在、訪問介護に異動になりました。
施設の時より利用者様とお会い出来る頻度が、断然少ないため、必然的に毎回初めましてのスタンスと、心構えで訪問するので、言葉遣いも含めて、利用者様に対しては以前よりも出来ていると思います。
ただ、職員間は話し始めるとどうしても言葉遣いは崩れていると思います。
なるべくいつも意識して、気を付けようとは思いますが、それと同時に私個人的には、
家政婦ではないというところで、介護福祉士というプライドを持った、自立援助、自律援助を意識しての接遇を心掛けるようにしなければと思います。