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上新庄東流!!介護のお仕事!「口腔ケア・整容~基礎~」

2024年3月15日

ホームページをご覧の皆さま!!!
ご覧頂き誠に有難う御座います!!

令和6年 3月度 毎週金曜日 担当させて頂いております。
介護職員の中村と申します。

どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します!!

さて!!今回、私がご紹介させて頂きたい事は・・・ズバリ!!・・・

上新庄東流!!介護のお仕事!【口腔ケア・整容~基礎~】
についてのお話しをお届けさせて頂きたいと思います。

前回のお話しが気になられましたら下記URLよりご確認下さいませ!!
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/266139

【口腔ケアの必要性を考える】
口腔ケアが不十分だと、ご利用者様に、どの様な弊害が起こるのでしょうか?
そして、なぜ口腔ケアを適切に行う必要があるのでしょうか?

口腔ケアの目的や必要性をしっかり認識されていれば、
様々な弊害を、思い浮かべる事が出来ると思います。

年齢を重ねると、様々な変化が現れます。
それは、口腔内も例外ではありません。

高齢者の口腔内で起こる変化を見ていきましょう!

〖加齢に伴う口腔環境の変化〗
①自浄作用の低下
通常、歯の表面や下、粘膜に付いた汚れや細菌は、
唾液の力で洗い流され、口腔内の清潔が保たれます。

しかし、身体機能が衰えて、
唾液の分泌量が減っている高齢者の口腔内は、

自浄作用が低下しており、意識的に口腔ケアを行い、
綺麗に保つ必要があります。

また、自浄作用の低下による影響は、
口腔内だけに留まらず、細菌が体内に侵入しやすくなる為、

適切な口腔ケアが実施できないと、
インフルエンザなどの感染症にも、かかり易くなるという

研究結果も報告されています。

②虫歯や歯周病になりやすい
加齢によって歯茎が下がって根元が露わになると、そこから
虫歯になりやすくなります。

また、先ほど述べたように、自浄作用が弱まっている為、
細菌が増殖しやすく、歯周病にもかかり易くなります。

③義歯の使用
高齢者は、虫歯や歯周病にかかった経験が多く、
歯が抜けてしまい、義歯を使っている方の割合も高くなります。

義歯を使用している場合は、義歯と粘膜の隙間に細菌が増殖し易く
なります。

④味覚の低下
舌の表面にある味蕾(みらい)という器官で味を感じますが、
高齢者の場合、舌に苔が付き易く、味を感じにくくなったり、

味蕾自体が機能せず、味覚が変化したりする事があります。

高齢者の口腔ケアにおいては、歯だけを磨くのではなく、
舌や粘膜に対するケアも重要となります。

⑤口腔内の乾燥
高齢になると、噛む力の低下や服用している内服薬の影響
で口腔内が乾燥し易くなります。

口腔内が乾燥すると、唾液での自浄作用が低下し、
虫歯や歯周病の進行、雑菌の繁殖による口臭の悪化などを誘発します。

この様に加齢に伴い、高齢者の口腔内の環境は変化しており、
適切にケアを行わないと、様々な弊害が生じてしまう恐れがあります。

【誤嚥性肺炎とは・・・・】
唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を
気道に誤って吸引する事によって発症する肺炎です。

日本における死亡原因
《肺炎》は、常に上位に・・・・・

高齢者の肺炎では、
「誤嚥性肺炎の割合が高い」と報告されております。

また、口腔内の清潔が保たれていなかったり、
適切な口腔ケアが実施出来ていなかったりすると、

高齢者の場合、命の危険にさらされてしまうリスクもあります。

その最たる例が、
《誤嚥性肺炎》でしょう。

肺炎は、日本における死亡原因で上位に入る疾病であり、
高齢者にとって、非常に身近で怖い病気です。

この誤嚥性肺炎を予防していく上で、
口腔ケアは不可欠です。

誤嚥性肺炎は、
唾液や食べ物、あるいは胃液などと一緒に細菌を気道に
誤って吸引する事で発症します。

そして、高齢者の場合
重層的に、様々な要因が重なり、誤嚥性肺炎の発症へと
至ります。

この様な、負のスパイラルに陥らない様に、
これらの要因に対して、一つひとつ対策を講じていく必要があります。

中でも、口腔ケアを適切に行い、
原因となる細菌の繁殖を抑えるという事は、

様々な対策の中でも、優先度の高いものとなります。

ここで一つ若手職員糟谷さんがお話しされております。
やってますか?100より口腔内の清潔を基準どおりに行なっていますか?

より少し引用させて頂きます。

若手職員糟谷さんのお話しも気になられましたら是非ご覧くださいませ!!
    ↓↓↓↓下記URLにて糟谷職員の前回のお話しがご覧になられます。↓↓↓↓
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/270086

《誤嚥性肺炎を防ぐため》には、食べ物を誤嚥しないことも、
必要ですが、それ以上に〖口腔内を清潔に保つこと〗が大切です。
(中略)
〖歯と頬の間に食べ物のカスが残っていたり入れ歯が不潔な状態だと〗
〖夜間、唾液が気管の中に入った場合、それと一緒に細菌も入ってしまいます。〗
このような状態は、直接食べ物を誤嚥することよりも誤嚥性肺炎を起こす確率が
高くなります。ですから手順に沿った毎食後、口腔ケアを行なってください。
(中略)
特に嚥下障がいや誤嚥性肺炎の既往がある方に対しては、食後だけではなく
〖就寝前〗にも口腔ケアを行うことが必要です。
また、〖食前〗の口腔ケアは、清潔を保ち誤嚥性肺炎の予防になるだけでなく、
これから食事をとるという意識の準備につながるため、特に覚醒状態に問題の
ある方には必要となります。

【誤嚥性肺炎とは・・・・②】
誤嚥性肺炎を防ぐためには、口腔ケアが、いかに重要であるかが、
やっていますか?100でも解説されています。

食事についての項目の一つです。

口腔内の清潔を、基準通りにおこなっていますか?の項目を確認します。
誤嚥性肺炎を防ぐためには、食事時の注意だけでなく、

常に口腔内を清潔に保つことが必要です。

口腔内の食物残渣が残っていたり、入れ歯が不潔な状態である状況が放置されると、
口腔内には大量の細菌が発生します。

夜間、唾液と共に、大量の細菌を誤嚥してしまえば容易に誤嚥性肺炎を発症してしまう
危険性があります。こうした、夜間の唾液誤嚥は、食事時の誤嚥よりも、

誤嚥性肺炎を引き起こす確率は高くなります。

その為、誤嚥のリスクの高い高齢者には、常に口腔内を清潔に保つ必要があり、
毎食後の口腔ケアが必須となるでしょう。特に、嚥下障害や、誤嚥性肺炎の既往

がある方に対しては、夜間の唾液誤嚥の可能性を踏まえ、就寝前の丁寧な口腔ケア
も必要となります。

また、食事前に口腔ケアを実施することで、口腔内の清潔が保てるだけではなく、
食事をとるという意識の準備につながったり、

味覚を感じることができ、食事を楽しむことにも繋がります。

今回はここまで。続きは次週の金曜日にお話しさせて頂きます!!

より深く介護のお仕事はどの様な事をされているのかを
お届け出来ればと考えております!!

次回!!上新庄東流!!介護のお仕事!「口腔ケア・整容~基礎~」
について続きのお話しをお届けさせて頂きます。

介護職員 中村

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