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上新庄東流!!介護のお仕事!「排泄~基礎~」

2024年2月23日

ホームページをご覧の皆さま!!!
ご覧頂き誠に有難う御座います!!

令和6年 1月度 毎週金曜日 担当させて頂いております。
介護職員の中村と申します。

どうぞお手柔らかに宜しくお願い致します!!

さて!!今回、私がご紹介させて頂きたい事は・・・ズバリ!!・・・

上新庄東流!!介護のお仕事!【福祉用具 Vol.2】
についてのお話しをお届けさせて頂きたいと思います。

前回のお話しが気になられましたら下記URLよりご確認下さいませ!!
https://www.sompocare.com/service/home/satsuki/H000426/message-detail/265411

【排便のメカニズム】
様々な消化器を通じて、排便される
①口から食道へ
②胃
③小腸
④大腸
⑤肛門を経て排便

では、次に、排便のメカニズムです。

便は、大腸で作られます。
口から入った食べ物は、胃・小腸・大腸などを通って

消化・吸収され、その残りカスと腸で不要になった
腸内細菌が便として直腸に到達します。

そしてこの時、便意をもよおし、肛門から排出されます。

【姿勢による排便への影響】
横隔膜を腸に向かって下げ、便を出しやすいように有効な姿勢は
           ↓  ↓  ↓
    背筋を伸ばし、膝を曲げ、前屈姿勢で内股

※仰臥位ではいきみを加える方向と肛門管の軸がずれてしまう。
 座位の方がいきみの方向と肛門管の軸がより近くなる。
 更に重力の影響もプラスされる。

便を出しやすくするには、腹圧のかかる方向と便の通り道である
肛門管が一直線になり、便を出しやすくなります。

仰臥位では、腹圧のかかる方向と肛門管の軸がずれてしまいます。
ベッド上で排便をするのは、非常に難しいのです。

座位姿勢では重力がかかる為、より便が出しやすくなります。

その為、背筋を伸ばし、膝を曲げ、前屈姿勢。更に内股になると、
よりいきみやすくなります。

【便の観察のポイント(健康状態を教えてくれるバロメーター)】
正常な便は、黄色から褐色がかかった色調で、粘液や血液などが
付着していない半ねり状の塊です。

心身の何らかの異常により腸に障がいが起こると便は様相を変え、
泥の様な、水の様な水様便になったり、硬くて十分に量が
出ない便秘になったりします。

便も、尿と同じく、健康状態のバロメーターです。
便は、心身の何らかの異常により腸に障害が

起こることによって形を変えます。
では、便の観察ポイントを確認しましょう。

〖ブリストル便形状スケール〗
①コロコロ便
硬くコロコロの便
(ウサギの糞の様な便)
②硬い便
短く固まった硬い便

①・②には通称、便秘状態です。

③やや硬い便
水分が少なく、
ひび割れた便
④普通便
適度な柔らかさの便
⑤やや柔らかい便
水分が多く、やや
柔らかい便

③・④・⑤は通称、正常便です。

⑥泥状便
形のない泥の様な便
⑦水様便
水の様な便

⑥・⑦は通称、下痢状態です。

『観察ポイント』
・排便時間
1~3分以内に気持ちよくスッキリ
出せること。

・排便回数
タイプ③・④・⑤を1~3日
1~3回
4日に1回でもタイプ④が
まとめて出れば問題なし

・色やにおい
良い便は強い臭気はなく、
褐色から黄色。便が黒く
悪臭が強いようであれば
下血している可能性がある

ブリストル便形状スケールは、国際的に使われている
便の状態を計るものさしです。

便の固さを7段階に分類しています。

介護記録や連絡ノート等には、この1~7の番号を
記録することができます。

排便時間は、1~3分以内に気持ちよくスッキリ
出せていれば問題はありません。

排便回数は、スケール3、4,5を1日~3日の間に、
1~3回が正常です。
4日に1回でも、スケール4がまとめて出れば問題ありません。

色とにおいは、良い便は強い臭気はなく、褐色から黄色。
便が黒く、悪臭が強いようであれば、下血の可能性があります。

【正常な排泄動作】
①尿意・便意
②トイレを認識する
③トイレへの移動
④衣類を脱ぐ
⑤便器の使用(立つ・しゃがむ・座る)
⑥排尿・排便
⑦後始末をする(拭く・流す)
⑧衣類を着る
⑨手を洗う

上新庄東に勤めております職員は
排泄動作を行う上で、どこに困難や

不自由があるのかを把握し、
そのご利用者様の能力にも着目し、

どのように援助すれば自力でできるのかを
考えて支援を行なっております。

①~⑨の動作は、スムーズに連続して行わなければならない
高度な行為です。

そして、これらの動作を正しく行うためには、条件があります。

まず、判断力・認知力がしっかりしていること。トイレへ向かう
こと、下着をおろすことなどができる身体機能が保たれていること。

そして、膀胱・尿道機能に問題がないことなどです。

また、トイレの場所などの環境面も重要です。したがって、
排尿障害が起こっているとき、

そのかたは何ができて、何が難しいのか、またどうしたら
できるようになるのか、本人の能力、介護方法、

および環境をきちんと判断することが不可欠です。

以上を持ちまして「排泄~基礎~」の
お話しは終了となります。

次のお話しは次週の金曜日にお届け致します。

より深く介護のお仕事はどの様な事をされているのかを
お届け出来ればと考えております!!

次回!!上新庄東流!!介護のお仕事!「福祉用具Vol.3」
についてのお話しをお届けさせて頂きます。

介護職員 中村

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