祖母の死から、新型コロナウィルス感染症と施設入居について考える
2020年5月9日
先日、私の祖母が他界しました。
心臓に疾患を抱えており、数ヵ月前にSOMPOケアのホームに入居、ホームにて最期を迎えました。
新型コロナウィルス感染症の収束の兆しが見えず面会制限もありましたが、ホームのケアマネジャーが父に連絡をくださり、亡くなる前日に面会をすることができました。
祖母は「もう会えないかと思ったよ…」と笑顔で呟いたそうです。
家族で相談をし「残された者の命を守ることが祖母も望んでいることなのではないか」「ひ孫たちを感染のリスクから遠ざけるべき」と、通夜・葬儀は本人の子どものみで執り行い、私も参列を控えることとしました。
これで良かったのかと自問もします。ただし、現在の状況下ではやはり自身の、子どもの、関係する全ての人の身を守ることが最優先すべきことなのだと、納得をさせています。
ご入居いただいている皆様にも面会・外出の自粛をお願いしています。
施設入居をご検討されている方にとって、この時期での決断をすることはとても難しいものがあると思います。
皆様個々の事情がおありのことかと思います。
ホームのスタッフ全員が、感染を予防し乗り切るため、試行錯誤しながら対応しています。
それと同時に、亡くなる前日に面会を許可してくださったホーム長の対応には感謝をしています。
今、優先すべきことはなにか、感染予防・拡大防止策を講じながら、一つひとつ相談をさせてください。祖母の場合、亡くなる前に一目で良いから息子に会うことであり、同時に家族の健康と命を守ることだったのだろうと思っています。
行動自粛の状況下では、体力や認知機能の低下等、二次的な健康被害も懸念されます。ご自宅で介護をされている方々にとっては、デイサービスの利用自粛等によるご家族への負担も増えてきてしまっているかもしれません。
それぞれの方にとって、また関係する全ての皆様にとって、今一番重要なことは何なのか、一緒に考えていきましょう。皆様に寄り添い、少しでもお力になれたら幸いです。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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