「団扇撒き」の思い出
2022年5月24日
5月19日に唐招提寺において「団扇撒き」の行事が執り行われました。
今年は残念ながらコロナ禍の為一般公開はされずでしたが、通常であれば先着500名に限り
境内にある唐招提寺の「鼓楼」上から撒かれる「団扇」を拾う行事です。
由来は唐招提寺の有名なお坊さんが修行をしている際に蚊に刺されてしまっている姿を
見た弟子が、その蚊を叩き潰そうとした際に「自分の血を蚊に与えるのも仏の道である」
と仰り、そのお坊さんが亡くなった後、せめて蚊を叩かずとも「団扇」で払ってあげよう
と団扇をお供えしたことがこの行事の由来であると言われています。
早速、「団扇」が飾ってあるのをご覧になられたご利用者様から「昔行きました。
懐かしいです」との感想を頂き、やはり伝統行事で行かれた事があるんだなぁと
思いました。
しかし「これ何?」と逆に団扇撒きに行ったことが無いというご利用者様もおられ
由来からご説明さしあげたところ、「へぇ~珍しいね。ハートの形してるんや」と
興味を示してくださり眺めて下さいました。
団扇の前に由来を書いた説明文を置いておいたのを熱心にお読みになられ、
「それが由来なんですね」と職員の説明に聞いてくださり「「団扇撒き」は知っていたけど
そこまで知らなかった、勉強になりました」と感心してくださいました。
恥ずかしいから背中からなら撮ってええよと仰ったご利用者様。「団扇撒き」には
行かれた事があるそうで、「昔は一斉に拾うからもみくちゃにされて大変で、団扇
破けたりしたんだ。」そして「昔に比べて団扇のハートが小さくなった」と飾っている
団扇をご覧になられ一言。
実は別の方からも「昔はもっとハートが大きかった。今のは小さい」との事
職員が知っている「団扇撒き」はご利用者様にとってはまだまだ歴史が浅いなぁと
実感しました。
団扇の隣に「春日大社の干支の一刀彫」を飾らせて頂いていますが、
団扇撒きのお話をしていたところ「この一刀彫。毎年買っていた。懐かしい」
と団扇と一刀彫の両方に思い出がおありになるご利用者様がおられ、思い出して
頂けるきっかけに飾って良かったと・・・
これからも皆様が思い出して頂けるような品々を飾って行きます。
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