カラダコラム 認知症の話③ ~記憶障害~
2024年11月4日
これまでも、認知症についてお話しさせていただきました。。
「認知症だから何もかもわからなくなる」ではなく
脳が委縮、損傷した場所やご本人のこれまでの経験や、現在の環境等によっても
症状は様々であり、介護の工夫でもその症状は軽減できる、とお話ししました。
今回は、具体的な症状について少しだけ深堀りしていきます。
『記憶の障害』
認知所にも様々な種類、症状がありますがほとんどの場合
症状として現れるのが記憶の障害です。
記憶障害と聞くと、皆さん「思い出せない」という
事をイメージする方が多いのではないでしょうか。
実は、認知症の方の記憶障害は、「思い出せない」のではなく
「記憶ができない」という状況なのだそうです。
私達が「記憶する」ための手順として
①記銘(記憶する)⇒②保持(覚えた記憶を保つ)⇒③想起(思い出す)
という順番を踏みます。
認知症をお持ちの方は、①の記銘する能力が障害されます。
そもそも起きた出来事が記憶をされていないため
思い出すことができない、という状態にあります。
「昔のことはよく覚えている」ということも
よくあることですが、認知症を患う以前は
出来事を記憶できているため、思い出すことができる、というからくりです。
このように「すべてがわからなくなる」のではありませんし
詳しく症状を知ることでかかわり方のヒントが見えてくることもあります。
新しいことが「記憶できない」という症状は
ご本人にとってとても不安なことですし、自信も失ってしまうことでしょう。
ですが、「昔のことは覚えている」に着目して回想法などを取り入れた
関わりを行うことで自信や自尊心を回復できるきっかけになるかもしれませんね。
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