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お看取り事例(この記事には写真がありません)

2019年6月30日

先に掲載した「お看取り後の話し合い」をした方の事例です。

80歳代後半の女性でいくつかの病気を経験されており、肺ガンの診断がありましたが告知はされていませんでした。

身体も動きもよく、掃除や洗濯などの援助が入っている程度です。

あるとき食事のために移動中、息苦しさを訴え往診医へ連絡し提携病院を受診しました。

当初は肺炎の診断で入院することになりましたが、実際は肺ガンの進行により余命2~3か月くらいと診断されました。

今後、酸素吸入が必要なこともあり療養型病院への転院を検討をされましたが

ご本人様は病院ではなく、友人がいるところへ戻りたいとおっしゃいました。

ご家族様としても、最期は病院ではなく住み慣れた施設でのお看取りをご希望されました。

お部屋での酸素吸入や医療用麻薬の使用、施設で行う医療行為など、ご本人様がより良い最期を迎えるため病院・往診医と話し合う事になりました。

日中帯(9時~18時)は施設看護師が対応し、夜間帯(18時~翌9時)は地域の事業所と連携し、訪問看護事業所が対応する事で施設でお看取りとなりました。

ガンによる疼痛管理の為に使用する医療用麻薬の内服と医療麻薬の点滴は、薬剤師と連携することで準備できるようになりました。

さらに、介護職員ができる行為とできない行為を関係者と協議し役割分担を行いました。

退院前から訪問看護師が関りを持ち、病院でのご様子を確認して退院となりました。

お部屋に戻るとお部屋の掃除を始めたりご自身でトイレに行かれたりと活発な様子が見られました。

ご本人様より「仲の良かった方と一緒にご飯を食べたい」と希望がありました。

事前の打ち合わせでは、食事量も少なく食堂への移動も負担になるのでお部屋での食事となっていましたが、ご本人様の希望を叶えるため退院祝いと称して夕食会を4名で行いました。

久しぶりという事もあり、談笑しながらのお食事は呼吸苦の訴えが無く30分以上続き、楽しい時間を過ごされました。

病院から付き添ってきた訪問看護師も「こんな事あるのね」と感心していました。

お部屋に戻られても呼吸苦の訴えは無く、トイレもご自身で済ませておられました。

退院から4~5日で活動量が低下したことから、オムツ対応となりました。

次第に意識が混濁となり、ご家族様にお泊り頂き、一緒に過ごされました。

早朝、ご家族様に見守られご逝去されました。

ご家族様から、夕食会に参加されたご入居者様にお礼がしたいとの申し出があり顔合わせをすることになりました。

その際に、施設から出発される際にお見送りしたいとの要望がありお見送りをして頂きました。

お見送りをされたご入居者様から、「心残りが無くお見送りが出来て良かった」「自分の時もこうして欲しい」とご意見を頂きました。

今回のお看取りは、ご家族・施設・往診医・訪問介護事業所・病院・薬局が連携を取る事で実施できました。

ご家族様の協力があったうえで、各業種が連携したことで実施できたとも言えます。

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