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認知症ケアについて~HECT事例6~

2021年8月19日

いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。

本日も、認知症ケアについてお話させて頂きます。

今回も事例紹介となります。
HECTアプローチのE(環境)の項目が引き金となっていたケース。
キーワード:その環境は高齢者が大事な場所を特定したり、自分のやりかたを見つけたりできるものとなっているか。

A様はある時から放尿をするようになりました。
職員は、最初の内は後始末をしていましたがいくら説明をしても行動は変わりませんでした。
A様が放尿する時の様子を観察した所、放尿をする前、そわそわ落ち着かない様子なのがわかりました。
A様のこのような行動はトイレへ行くまでに我慢ができないためではないか、またトイレに行きたいと思ってもトイレを探す事ができないためではないかと考えました。
そこで、トイレのドアにトイレを示すサインを用意しました。A様は文字の認識が難しい為、トイレを示すイラストを用い、不安そうにうろうろされている時はトイレへの誘導を行った所、放尿する事はなくなりました。

ポイント
①環境の中に使用目的が認識できる手がかりを準備する
部屋や空間の装飾品には、認知症の高齢者にその使用を促すような手がかりがあるかどうかを確かめてください。

②環境を認識する手がかりは見えやすい物、なじみのある物にする
環境を認識する手がかりは高齢者によく見えるように配置する必要があります。
例えば写真や気に入った絵、なじみの品物など出入口やベッドサイドに置くことは高齢者自身がその空間を認識する事を促す手がかりとなります。
入院先の病院や家具が備え付けの施設などではとくにこういった馴染みの物があるかどうかで認知症の高齢者に対する安心感は変わってきます。

③場所の認識には印などを上手につかう
印を使って場所の認識を促す事で、認知症の高齢者の行動を助ける事ができます。
例えば夜間はトイレの明かりを付け、扉を開けたままにしておくと、トイレを探している高齢者の助けになります。

④言葉を理解できない高齢者には、補助的な手段を考える
すべての高齢者が、目印として書かれた言葉を読めるとは限りません。手がかりとなる印は、文字だけではなくイラストなども用いて提供すると良いです。

【解説】
場所の見当識障害は、認知症の高齢者に共通してみられる問題です。
見当識障害があるとトイレの場所を探すような単純な作業さえできなくなる事があります。
介護者が、手がかりを見つけ、きっかけを示し、促す事は、施設内で高齢者が自分のやり方や手がかりになる場所(重要な場所)を見つけ、それを覚えることの助けとなります。

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