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認知症ケアについて~HECT事例7~

2021年8月20日

いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。

本日も、認知症ケアについてお話させて頂きます。

今回も事例紹介となります。
HECTアプローチのC(コミュニケーション)の項目が引き金となっていたケース。
キーワード:高齢者にとっての現実を受容することができているか。

A様は度々、玄関の前に立ち、職員が通りかかると自分の子どもの所に連れていくように訴えてきます。子どもの事を非常に心配している様子で「夕食を準備してあげなければならない」と訴えていました。
「A様の子どもは成人していますから、自分で夕食を準備する事ができますよ」と『現実』を理解してもらおうとしましたが、かえって動揺や混乱をさせてしまいました。
そこで「私はあなたの思いを理解しています」と伝え、「安心してください。夕食はもう用意されうまくいっているようですよ」と付け加えると混乱は消失しました。

ポイント
①介護者は常に平静を保つ
介護者が動揺したり高圧的なふるまいをすると、その状況やエピソードについては覚えていなくとも、介護者の存在と不快な気分とが関連するようになり、より大きないさかいを招く事になってしまいます。

②高齢者が感じる世界と現実との兼ね合いを考える
多くの人が考える現実と高齢者の考える現実とは食い違うことがあります。認知症の高齢者にこの食い違いを押しつける事は適当でない場合もあれば教えた方が良い場合もある為、相手の反応を見て判断する事が必要です。

③具体的な活動を通して高齢者との信頼関係を作る
何らかの活動を促す場合、納得してもらえるまで繰り返し試みること、忍耐強くやることが必要です。それができれば、スムーズに活動してもらえるようになります。つまりは、高齢者との信頼ある関係を作る事が基本となります。たとえ、高齢者が私たちの役割や相互関係の内容が認識できなくても、「信頼」という感情があればスムーズに交流が図れます。 

【解説】
認知症の高齢者は、現実に対する認識能力が低下している為、現在起こっていることを間違えてとらえたり、過去の事や私たちがそれほど重要に思わないことにこだわったりします。
このような状況の高齢者と口論をしたり、現実を説明したりすることは、認知症の高齢者にとっては大きなストレスを与える結果となります。
したがって、認知症高齢者との関わりにおける基本は、高齢者の考える現実をスタッフが受け入れる事です。決して、私たち側の現実を中心に考える事ではありません。

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