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認知症ケアについて~本当に認知症ですか?③~

2021年8月9日

いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。

本日も、認知症ケアについてお話させて頂きます。

認知症に間違われやすい病気や症状は様々ありますが代表的な物としては
加齢に伴う物忘れ、せん妄、うつ病、高次脳機能障害、正常圧水頭症、甲状腺の病気などがあります。

次に認知症の診断です。
物忘れがあるなら「認知症」ですね。と本来はすぐに診断がつく事はありません。
通常は医療機関の精神科や神経内科、もの忘れ外来、認知症疾患医療センターなどで診察を受けます。内容としては問診、血液検査、神経心理学検査、画像検査などになります。
他の病気による可能性はないか?間違われやすい病気や症状なのではないか?といった事をしっかりと観ていきます。
ここをしっかりしておかないと本来治せるはずの病気を見落としてしまい治療する事なくどんどんと悪化してしまいます。

では、私が体験した、入居面談の際に、認知症ではないにも関わらず「認知症です」と紹介されてしまった方達の紹介をします。

■専門の科ではない所に受診し、きちんとした検査もせずに診断をされてしまっていたケース。
→実際には単なる物忘れのケースが多かったですが、甲状腺などの他の疾患が原因だったりする事もありました。後にきちんとした診断を受けてもらい治療につなげる事ができています。中には説明もなくいきなり病院に連れてこられた事にご立腹したご本人が医師の説明をわざと無視し続けた事で、質問を理解できない人と判断され認知症と診断されてしまった方もおりました。

■1番多いのは入院などによるせん妄のケース(病状悪化や麻酔の影響)
→ほとんどの方は状態が落ち着けば改善しています。

■意外に多い難聴のケース。意外ですが実際に多いです。本人からしたら、ただ聞こえていないだけなんですが、聞かれた事と違った返答をする。聞き間違えて違った行動をする。というのが周囲から観ると認知症と思ってしまうようです。
→補聴器をつけたり大きめの声で話せば普通に理解してもらえます。

■1番驚いた「夫婦喧嘩」が理由のケース。
入居希望のご夫婦のご自宅に面談に行った際、ご主人より「ある日を境に妻は認知症になってしまった。会話ができない。何を話しかけても返事すらできないようになった。時間もわからなくなって変な時間にご飯を食べている」という情報を頂き、ご本人と面談。
受け答えに問題はなく、記憶もしっかりしておりとても認知症とは思えず。
ご主人とは別室で奥様にお話しを伺うと、ある日夫婦喧嘩をしたようで「主人に腹がたっているから話しかけられても聞こえない振りをしている。食事も一緒に顔を合わせて食べたくないから時間をづらしている」との事でした。

夫婦喧嘩が理由なのは特殊ですが、このように認知症ではないのに認知症とされてしまっている方は珍しくありません。そして、認知症という目で見られてしまったり、治るはずの病気がそのまま治療されず認知症として片付けられているケースがあります。

高齢の方が、今までできていた事ができなくなると「認知症かも?」と思ってしまう事はありますが、安易に決めつけずに、しっかりとした所で検査を受ける事は本人にとっても、周囲の方にとっても本当に大切です。

次回は認知症の方(当事者)の言葉を紹介させて頂きます。

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