認知症ケアについて~本当に認知症ですか?②~
2021年8月8日
いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。
本日も、認知症ケアについてお話させて頂きます。
『認知症』と聞くとどんなイメージでしょうか。
「同じ事を何度も聞いてくる。ごはんを食べたか忘れてしまう。家族の顔を忘れてしまう。徘徊をして外出すると迷ってしまう。帰宅欲求(施設から家に帰ろうとする)」などをイメージするでしょうか。
まず、「認知症」とはどういうものなのか。
定義では『一度正常に発達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態』を指すとなっています。
なんだか少し難しい表現なので3つのポイントに整理すると
① 生まれつき脳の障害がない事
② ある時を境に認知機能が持続的に低下(進行)している事
③ これらにより日常生活や社会生活が困っている事
何年も進行していないケースや突発的に発症する場合は別の疾患の可能性が考えられます。
認知症には原因となる疾患によってさまざまな種類がありますが
以下の4つが「4大認知症」とされています。
1:アルツハイマー型認知症…女性に多い。徐々に忘れっぽくなり、混乱したり連続した動作ができなくなったりする。
2:脳血管性認知症…女性よりも男性に多い。脳の障害を受けた部位によって症状が異なる為、計算が出来なくても、判断力は維持されていたりと、障害される能力と残っている能力がある状態が見られる。
3:レビー小体型認知症…男性が多く女性の約2倍。パーキンソン病の様な症状(歩きにくい、動作が遅くなるなど)と幻視が高頻度で出現。
4:前頭側頭型認知症…男女差はなし。他の認知症とやや異なり記憶障害は比較的明らかではない場合が多く、むしろ、人格変化(非常識な行動)が目立つ。
これら以外にも様々な種類があり、中にはアルツハイマー型と脳血管性が併発している場合もあります。種類によって特徴は違い、かかわり方の工夫も違ってきますので、どういった種類なのか把握する事は必要です。
ただ、診断名に「〇〇型認知症」とはつかず、「認知症」とだけなっているケースでは、きちんとした医療機関で受診をされたのか?疑問に感じる事があります。
次回は認知症に間違われやすい病気や診断についてです。
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