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認知症ケアについて~HECT事例3~

2021年8月16日

いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。

本日も、認知症ケアについてお話させて頂きます。

今回も事例紹介となります。
HECTアプローチのC(コミュニケーション)の項目が引き金となっていたケース。

職員がA様のそばで不意に話しかけたところ、A様は不安いっぱいの表情でしかめ面となってしまいました。
A様は突然の声かけに驚き、また、職員の発した言葉を十分に理解できない為に混乱しているのではないかと考えました。

そこで、A様の不安を理解した上で、A様に近づきすぎないように接近し、A様の目線より低い姿勢でやさしく微笑み、声かけをしました。
その際に、職員の話しかけている間中、自分の手をA様に握ってもらいました。
それでもA様は、職員の言っている事がわからずに、自分がどこにいるのかわからないままでしたが、自分が介護をされ危害を加えられない場所にいるという事を理解し、安堵の表情にかわりました。

ポイント
■介護者がその方にとって危険な人物でない事を知らせる
・ボディーランゲージやアイコンタクト、話し方や声の調子を工夫して、自分が危険な人ではない事を伝える。
・とくにその方の調子が悪い時や怒っている時は、このようなアプローチを続ける事は大切。

■その方と接する距離に注意する
・その方に近づく際は、その反応を十分に観察する。
・触れる事で良い反応を示す方と身体的接触を避けた方が良い場合がある事を区別する。

■コミュニケーション時の態度に気を付ける
・介護者が気さくで親しみやすい態度をとることは混乱症状の軽減する事に役立ちます。

■非言語的なコミュニケーションを活用する
・身振りや目に見える合図を使って伝えるようにする。例えば「椅子に座って下さい」と伝えたい場合は、座って欲しい椅子を手で叩いてみるなど。
・介護者が冷静に対応できない場合は、しばらく時間を置く。
・冷静に対応できない場合は、一時席を外して、あとで再度試みるようにする。他の人が変わりに対応をするのも効果的。

人間同士のコミュニケーションの中で言語的なコミュニケーションは重要ですが、それと同様に非言語的なコミュニケーションは重要です。
認知症の高齢者は徐々に言語的なコミュニケーションが悪くなっている事を感じている為、何を言われているのか知る手がかりとして、非言語的なコミュニケーションを当てにしています。

とくに今はマスクを着用している事が多い為、口元や表情がわかりづらく、何を言っているのか、どんな表情なのかが伝わりにくい状況です。
介護者のボディーランゲージや話し方が適切でなければ、それが行動障害を引き起こす事があるという事を理解しておく必要があります。

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