認知症ケアについて~認知症の症状~
2021年8月11日
いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。
本日も、認知症ケアについてお話させて頂きます。
認知症の症状は大きくわけて2つの症状があります。
① 中核症状…脳の神経細胞の障害によって起こる認知機能障害です。
程度の差はあれど認知症であれば必ず起こりうる症状で、進行とともに徐々に重くなっていくものです。適切な薬の服用などで進行を遅らせることはできても、完全に止めることはできないとされています。
・記憶障害…行動そのものを記憶する事が難しくなります。食事を食べたことを忘れる、もの忘れが激しく、ヒントがあっても思い出せないなど。
・見当識障害…日時や場所の理解が難しくなる。季節感のない服を着ている、近所で迷子になる、昼夜の間隔がズレ、夜中に出かけようとするなど。
・実行機能障害…料理がうまく作れない、段取りよく行動できないなど。
・失行・失認・失語…道具の使い方など、適切な手順で目的を達成する動作が難しくなる、目から得た情報を適切に認識できなくなる、音声や文章からの言語の理解や表現が難しくなるなど。
② 周辺症状・行動心理症状(BPSD)…中核症状に精神的要因や周囲の環境や人々の対応、ご自身の経験や性格などの要因が絡み合い起こってくるのが行動・心理症状です。
不安・抑うつ、認知症による徘徊、ろう便(便をいじったり、周辺になすりつけたり)、物盗られ妄想、幻覚、暴力・暴言、介護拒否、失禁、睡眠障害(不眠、昼夜逆転など)、帰宅願望、異食など。中核症状と違い、認知症の方、全員にみられるわけではありませんので個人差があります。
例えば物盗られ妄想(財布が盗られた)などでは、几帳面な性格の方が認知症になった場合、財布が見当たらない事に対して(自分がなくす訳ないのだから)「誰かが盗ったに違いない」となりやすくなります。
逆に大雑把な性格で、よく忘れ物や遅刻など多い方ですと「どこにしまったかな?またどこかに置いてきたかな?」となり盗られた発想にはなりづらかったりします。
認知症の方のケア・介護において、介護者がもっとも心身ともに疲弊するのが、この周辺症状(BPSD)によるものだと言われています。
中核症状は解決する事が困難ですが、周辺症状に関してはケアや関わり方、環境面などの工夫により軽減をしたり消失させる事が可能です。
次回はBPSDの解説をしたいと思います。
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