【連載】高齢者ケアにおける排泄について～定時誘導
2021年7月11日
いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。
本日も排泄についてお話させて頂きます。
介護施設では、失禁のある方に対して定時でのトイレ誘導が一般的となっています。
この定時誘導ですが、スタッフの勤務時間に合わせて全員一律に6時・12時・15時・〇時としてはいけません。
なぜなら、通常、人が排尿をしたくなる時間は起床時や食後などの生活サイクル+個人の生活習慣によって異なる為、個人ごとに定時の時間は異なってくるからです。(しかし、スタッフ都合での全員一律の定時誘導をしている所は少なくないようです)
排尿時間を把握するチェックシートなどを元にその方のパターンを把握する事でその方にあった援助時間を提供する事ができます。
その方にあった時間でトイレ誘導が行えれば、失禁を防ぎ自尊心を高める事にもつながり、更には転倒のリスク軽減にも効果があります。
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