【連載】食事について③～嚥下障害のある高齢者への食事介助について
2021年6月11日
いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。
本日も食事についてお話させて頂きます。
嚥下障害(脳血管障害や神経に関連した疾患などが原因で、食べ物や水分を正常に飲み込むことが困難な状態)のある高齢者への食事介助についてです。
食事が進まない場合に「食欲がない」と決めつけるのではなく、
「食事のスピードが速すぎないか」といったことを考える必要があります。
嚥下障害や認知障害を持っている方は、健康な人に比べて、食べ物や水分を口に入れ飲み込むまで約3倍は時間が必要とされています。介助者側はこのことを理解しておかなければ、「食欲がない」と決めつけてしまうことになってしまいます。
また、時間をかけてゆっくりすることだけに意識するのではなく、食事時間が長くなってしまい疲労してしまう場合は、無理せず途中で中止して、捕食などを検討することも大事です。
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