介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア そんぽの家 三鷹新川ホームだより

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眠りセンサー活用事例について①

2021年5月5日

いつもホーム便りをご覧頂きありがとうございます。
上席ホーム長の高比良です。

前回、眠りセンサーについてはご説明しましたが、今回は事例となります。

A様・女性・要介護4 現病歴としてアルツハイマー型認知症の方で、
夜間帯の徘徊が度々観られる方へのアプローチとなります。
睡眠薬を内服しておりますが、夜間に何度か起きてしまい廊下をフラフラと歩かれたり、他の方への居室に入ってしまうという事が度々観られていました。
よくある対応では、睡眠薬の増量を行ってしまい、より眠気を強くさせてしまいます。
結果、本人が良く寝れて目覚めもぱっちりなら良いのですが、実際には薬が効きすぎてフラツキが強くなり転倒してケガをしてしまう。翌日にも薬が残ってしまいウトウトして日中を過ごしたり、誤嚥しやすくなったりなどの悪い影響の方が多かったりもします。

今回のケースでは、まず、眠りセンサーのデータを確認します。

さらにカンファレンスにて職員からの情報収集を行います。
そこからわかった事としては
① 1日を通してトータルでは睡眠は取れている。
② 夜間よりも日中に寝ている時間が多く、睡眠の質も夜より昼の方が良い。
③ 夜間帯では、一定した時間に目を覚ましていたり、眠りが浅くなってしまっている。
④ 夜間帯で排泄介助(オムツ交換)の後は眠りが浅くなっており、その後寝付けない事が多い
⑤ 夜中に度々、排便がある。その後は眠れていなかったり眠りが浅くなっている事がある。おそらく下剤の効果が夜中に現れ始めてしまっている。
⑥ 睡眠薬を処方される前と処方された後では、睡眠の質は大きく変化していない。

以上の事より以下の対策を講じる事となります。
(1)日中の活動量を上げて頂く。アクティビティーへの積極的な参加を促したり、運動する機会やリハビリを追加。居室内の環境整備を行い、退屈せずに起きていられる環境作りを実施。
(2)夜間帯に使用するパットは性能の良いパットに変更。排泄介助の回数を減らし、ご本人への負担軽減を図り睡眠に集中できる環境作りを行います。
また、排便のコントロールとして、日中に下剤が効いてくるように薬を飲む時間を調整。
(3)睡眠薬は飲んでも、飲まなくても睡眠の質に変化がなかった為、転倒のリスク、判断力の低下、誤嚥のリスクなどを招くため、睡眠薬は飲むことを一旦は中止となりました。

1週間ほど経過してから効果が表れ始め、1か月ほどで、夜間の徘徊はなくなり、夜間は良眠する事ができるようになりました。更には日中の活動量も以前より上がりご自身で食事を食べれる頻度も増えてきたりという変化も見られるようになってきました。
改めて、睡眠の与える影響や重要性というのに気付けた事例となります。

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