屋根よ～り高～い こいのぼり～～♪
2023年4月17日
いつもホームだよりをご覧いただき、ありがとうございます。
当ホームの折り紙職人チームは、この1年でぐんぐん腕を上げていき、作品を作るスピード、作品自体のクオリティがどんどん上がっています。
職人である入居者様たちは「これは(私たちの)仕事」と仰るくらいの認識になっていらっしゃいます。
そんな職人たちが今回作り上げて下さったのは、ずばり「こいのぼり」です。
クリエイターであるスタッフが、魚の顔としっぽだけを貼っているな…と思っていたら、実は職人たちはこんな作業をしていました。
折り紙を涙型に切り取り、2種を1つとして工作をされていました。
大量に作られているものが、何になるのかと思っていたら…
魚の鱗として1枚1枚貼り付ける、というじゃないですか。
何と根気がいる作業か…と、感嘆のため息しか出ません。
見てください!この鱗1枚1枚の精度の高さ。
立体的に鱗を見せる為に、2枚重ねの上部分は、わざとふくらみが出るように折っているそうです。
また、色も全く同じでは可愛くないので、色んな柄をあえてバラバラに配置している徹底っぷり。1つのこいのぼりを完成させるにも、これだけの枚数の鱗が必要になるというのに、それが全部で4匹もいます。
こうして作成状況をご説明すると、冒頭の写真の4匹のこいのぼりがどれほどのクオリティか、ご理解いただけるかと思います。
もはや「折り紙」の域を超え、切り絵?貼り絵?な時もありますが、1年間、色々な作品を作っては飾り…を見続けている中で、案を出すクリエイター陣と、実現する職人たちの、お互いのプライドをかけた戦いのようにも思えてきました。
両陣営とも、「子供っぽい下手な物は出せない」という意識を持っていらっしゃるので、クリエイター陣も動画などを参考にネタを考える時間がどんどん長くなっていますし、職人たちも「施設の特徴の1つにしてもらいたい」と丁寧な作業を集中して行ってくださっています。
かく言う私は、そんな両陣営を感謝と共に称え、こうして紹介するだけしか出来ませんが、両者共に、楽しく、無理をせずに今後も作品作りに励んでもらいたいな～と願うばかりです…。
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