介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア そんぽの家 成城南ホームだより

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ウイルスとは何でしょう③

2020年5月20日

②の続きとなります。

②では治療薬について少しだけ触れさせて頂きましたが、治療薬ではなく、「ワクチン」「免疫」「抗体」という言葉を聞きますが、そもそも「ワクチン」「免疫」「抗体」はどのようなものなのか?という疑問がわいてきました。

「ワクチン」は私も小さい頃に行った事でいうと「BCG」(結核予防)などがあります。
また近年だと「インフルエンザワクチン」(季節性インフルエンザが対象となりますが、その年に流行するであろうインフルエンザの型によってワクチンも異なります)などをホームでの従事者である場合は実施しています。

「免疫」とは「疫(えき)から免れる(まぬがれる)」、すなわち「伝染病」などからのがれるということを意味する言葉が語源のようです。

たとえば、一度「はしか」などの伝染病にかかったほとんどの人はその伝染病にかからなくなります。
これを「免疫ができた」と言います。
この免疫システムは、体内に侵入した細菌やウイルスなどを異物(自分以外のもの)として攻撃することで、自分の身体を正常に保つという大切な働きをします。
自分の身を守るように働く免疫は、自然に備わった防御システムです。
免疫は、抗体が主役になる免疫と、免疫を担う細胞が中心になる免疫の2つに分かれていて、抗体が主役になる免疫は液性免疫、免疫を担う細胞や物質が中心になる免疫は細胞性免疫と言われています。

「抗体」とは何でしょうか?
抗体とは、このワクチン接種によりあらかじめ体内で感染症の原因「ウイルス」に対して対抗細胞を作っておく事です。
抗体は、特定の異物にある抗原(目印)に特異的に結合して、その異物を生体内から除去する分子です。
抗体は免疫グロブリンというタンパク質です。
異物が体内に入るとその異物にある抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。

私たちの身体はどんな異物が侵入しても、ぴったり合う抗体を作ることができます。
血中の抗体は異物にある抗原と結合すると貪食細胞であるマクロファージや好中球を活性化することで異物を除去します。
抗体は、私たちの体から異物を除去するために常日頃働いてくれています。

ウイルスに対して、それぞれの効果と働きはそれぞれが違っているので、感染症の原因になるウイルスの種類によっても、ワクチン、免疫、抗体が違ってきます。
このような事を考えるとワクチンなどの開発研修が何故年単位でかかるという事も理解する事ができます。

ここ最近、国内外の多くの識者が指摘しているように、「ウィズコロナ(withコロナ)」(コロナとの共存・共生)という言葉がこれからの社会には真実に近いといえるとのこと。
今回のコロナ禍が長期化することが予想されているだけでなく、今後も繰り返し流行する可能性が高いと言われているからです。
好むと好まざるとにかかわらずこの未知のウイルスとは、付き合わなければならない以上、わたしたち人類も価値観の変容が求められているのではないだろうかと思われます。

今後ともそんぽの家成城南をよろしくお願いいたします。

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