認知症って⑧
2020年3月7日
BPSDは、中核症状に対して「周辺症状」と言われてきましたが、近年は「BPSD(行動・心理症状)」という名称が一般的になりつつあります。
「BPSD」は周囲の人との関わり(社会生活)のなかで起きてくる問題行動全般をいいます。
BPSDは「認知症の行動と心理症状」を表わす英語の「Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia」の頭文字を取ったもので、暴言や暴力、興奮、抑うつ、不眠、昼夜逆転、幻覚、妄想、せん妄、徘徊、もの取られ妄想、不衛生な行為、失禁などはいずれもBPSDで、その人の置かれている環境や、人間関係、性格などが絡み合って起きてくるため、人それぞれ表れ方が違います。
BPSDが出現する原因には、脳萎縮・大脳器質変性に伴い、それまで機能していた脳機能の低下により「抑制」「判断」「遂行」「安定」など、実生活の中で脳機能が処理と実行をしてくれたいた「情報処理」が行う事ができなくなり発生する原因となります。
その為、医療との連携を行い、治療を行いながら介護の提供を行うという、2つの連携が必要になってきます。
BPSDは「ほとんど現れない人」もいる一方で、「かなり激しくBPSDが出てしまう」こともあり、介護者が対応に苦慮する症状の多くは、中核症状が基軸となって出現するBPSDと言えます。
BPSDの背景には、必ず本人なりの理由があります。
行動の背景にある「なぜ」を考え、本人の気持ちに寄り添った対応をすることで、症状を改善できる場合も少なくありません。
しかしながら、重度のBPSDにより出現する精神症状をケアだけで解決する事もできませんので、記載させて頂いた通り、「医療との連携」が必要不可欠になってまいります。
その際に「通院」「入院」など医療機関との連携を行いながら、ホームでの生活を継続して頂く為に連携を取る事もあります。
(⑨へ続きます)
今後ともそんぽの家成城南をよろしくお願いします。
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