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認知症って④

2020年3月7日

ここでは「レヴィー小体病」について書かせて頂きたいと思います。
レヴィー小体病はアルツハイマー病に次いで、脳血管性認知症と同様に多いとされています。
認知症患者さんの中での割合としては、およそ20%くらいとも言われております。

このご病気は脳の広い範囲(大脳器質)に「レビー小体」という異常蛋白質がたまり、脳の神経細胞が徐々に減っていく進行性の病気と言われております。
1990年代の後半になって広く知られるようになった比較的新しい病気です。
レヴィー小体はパーキンソン病が発症する際にもみられる蛋白質で、症状が似ているのもここに原因があります。
レヴィー小体病とパーキンソン病では、レヴィー小体が発生する部位が異なる事も、疾患の鑑別判断での違いになっています。

このレヴィー小体病には「3徴」と呼ばれる特徴的な症状があります。
1.認知機能の変動、2.繰り返し出現する幻視、3.パーキンソン症状です。
1、認知機能の変動とは「頭がはっきりしたりボーッとしたり」と、その日によって(1日の中で症状が変動する日内変動、日によって疲れやすさが違う日差変動)変動することも特徴的です。
2、実際にはそこにはいない人が見える「幻視」、眠っている間に怒鳴ったり、奇声をあげたりする異常言動などの症状がみられます。(とてもリアルな幻視症状があり「子供」が部屋の隅やお風呂場にいるのが見えるという症状も、これまでの担当をさせて頂いた入居者様にもいらっしゃいました)
3、手足が震える、小刻みに歩く、最初の一歩が出ないなどパーキンソン症状がみられることがあります。
また気分が沈み、悲しくなり、意欲が低下する「抑うつ症状」は、レビー小体型認知症の人の約5割にみられるともいわれます。

こちらのご病気も投薬治療を行うのですが、お薬に対して「過敏に反応される状態」がある事もこのご病気の特徴の一つです。

往診医師以外にも、ご自宅から継続して利用している「専門病院」での内服管理、調整が必要なので、継続をして通院して頂く事が多くあります。

(⑤へ続きます)

今後ともそんぽの成城南をよろしくお願い致します。

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