認知症って③
2020年3月7日
②では認知症の種類と、類似した症状が出る場合を書かせて頂きました。
ここでは、アルツハイマー型認知症について少し書かせて頂きたいと思います。
認知症の6~7割を占める「アルツハイマー型認知症」と呼ばれるご病気が、世間一般では一番知られている認知症ではないでしょうか。
アルツハイマー型認知症は、日常生活の中で起こる「もの忘れ」からご家族様や身辺の方が気付くことが多くあります。
約束を忘れたり、ご自分で予定を管理できなくなったりと、今まで日常生活で普通にできたことが少しずつ実行する事が難しくなっていきます。
アルツハイマー型認知症は脳の萎縮が原因となっております。特に新しいことが記憶できない(短期記憶障害)、思い出す事ができない(想起障害)、時間や場所がわからなくなる(見当識障害)など特徴的な症状も見られます。
症状が進行していく中で周辺症状(後ほど別に記載させて頂きます)として出現する「物盗られ妄想」「徘徊(徘徊の定義は目的のない歩行状態とされています)」「焦燥感」「暴力や暴言」と呼ばれる症状が出ることがあります。
ご家族様と一緒にご自宅で生活をされている時には、ご家族様が介護をされますが、「睡眠障害」によって発生する「昼夜逆転(日中に眠ってしまい、夜間に活動をする)」と呼ばれる状態もありますので、ご家族様による介護が夜も必要になり、結果として夜に眠る事ができないなど日常生活への支障も出てまいります。
このような事が原因で、それまでは丁寧に行う事が出来ていた「介護」も眠れない状況が続き、心と体に余裕がなくなれば、言葉や態度も強くなってしまう事もございます。
このように気持ちが追い詰められた状態になる事で(特にお仕事を持ちながら介護もされている場合)生活環境は負のサイクルに作用する場合があります。
この場合、一番身近にいるご家族様への身体的精神的負担が大きなものとなります。
身近に相談できるケアマネや行政の窓口の存在があれば解決の糸口を知る事もできますが、たった一人で問題を抱え、仕事もこなして解決しようとするには、あまりにも大きな問題だと思います。
ホーム見学に来られる方には、このような「たった一人で向き合っていた(いる)」という方が決して少なくはないのが現状です。
近年病院では「物忘れ外来」という受診窓口を作り、認知症に対しての受診、検査、問診等を行います。
その後、確定診断を行い、必用に応じて内服治療などが開始されます。
お薬の調整も一度で終わる訳ではなく、症状に合わせて「種類」「量」「内服回数」を調整していきながら、ご本人様、ご家族様、主治医と日常の生活状態を確認しながら副作用が出ないかを確認しながら進めて参ります。
アルツハイマー型認知症も、「確定診断」「専門医による治療」「病気への理解」をご本人様ご家族様の双方が理解し、(なぜこのような事が起こっているのか?)を理解する事が、お互いに幸せな生活を送る為には必用な事だと考えております。
(④へ続きます)
今後ともそんぽの成城南をよろしくお願い致します。
ご家族さま、近隣地域とも協力し、ご本人の心身の状態に応じた適切なケアを提供します。またケアスタッフやケアマネジャー、看護スタッフなど、多職種が連携し、尊厳を大切にしたケアに努めます。
その他のサービスについて閉じる全室個室なのでご面会は24時間いつでもお気軽にお越しいただけます。居室にトイレや洗面台もあり、ご自宅と同様のプライベート空間を確保。また、緊急呼出装置が各所に設置されており安心です。
※一部ホームでは居室にトイレが無い場合もあります
住み慣れたお部屋で最期を迎えたいというご入居者さまのご要望により、看取りに対応しています。事前に看護処置の準備、医療機関との連携の確認、ご家族さまとの連絡体制の確保などを行い、心を込めて、身体的、精神的苦痛、苦悩の緩和に努めます。
その他のサービスについて閉じる咀嚼力、嚥下力に合わせたやわらか食など、お身体の状態に合わせた形態食をご用意。高血圧や心臓病などの病態別食や、減塩食などにも対応いたします。食べる楽しみを感じ続けていただけるよう、日々メニューの開発に努めています。
その他のサービスについて閉じる1~30日間(29泊)まで、要介護1から要介護5の認定を受けている方がご利用いただけます。車椅子をご利用の方や歩行が困難な方でも、安心してお過ごしいただけます。ご家族の外出等で、ご自宅で過ごすのが困難になる間など、お気軽にご活用ください。
その他のサービスについて閉じる末期がん・難病などの方で、医療依存度が高くご自宅等でのご生活や療養が困難になられた方に向けた、特別な料金プランをご用意しています。また、介護スタッフと看護スタッフが24時間常駐しているので、安心してお過ごしいただけます。
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