春、書道、そして気合
2022年3月27日
書道の時間に、カメラ片手に見学させていただきました。
ちょっとおじゃましまーす、と深い考えもなく口にしたせいで、「邪魔をするならお引き取り願います」と担当スタッフにからかわれてしまいましたがめげずにまいります。
きょうのお手本はなにかしらんと拝見すると……
「春光」「弥生」「うぐいす」「水温む」
やはりこの時季にちなんだことばの数々が用意されているようです。
目に留まったお手本から次々とこなされるのを好むかたがいます。
また一方では、お手本を何度もなぞって練習を繰り返すという慎重派のかたも。
納得のゆくまでイメージトレーニングをされて、いよいよ本番にとりかかります。
緊張の瞬間……ですが、本来は何枚書いていただいてもよいのです。半紙を大切に扱われるお気持ちなのだと思います。
見習わなければ、といつも思わされます。
じっくり時間をかけて、お手本を吟味されるかた。
その時々の心持ちにふさわしい言葉があるのかもしれません。
根……?
とは……?
根性 !
春を感じさせる単語の数々のなかにあって、異彩を放っています。
考えてみれば、春のセンバツ高校球児にも、あなたにもわたしにも、根性って大事なものですよね。思わぬところで気合の入った、ある春の日でした。
