第十三回 俳句の会
2021年9月18日
今月の俳句の会のお題は「お月見」
今回は難しかったようで10句といつもに比べて少なめのご応募でした。
上記写真は、今月・来月と11月に開催予定の作品展に向けての準備として、作られた句を短冊に清書していただきました。
皆さまスラスラと筆ペンで書いてくださいました。
筆ペンでのご記入が難しい方にはスタッフがお手伝いさせていただきました。
今月も皆さまの作品の一部をご紹介いたします。
『薄雲の すこしかかりて 十三夜』
「昔のことを思い出しながら書きました」と仰っていたご入居者さま。
月夜に雲が薄っすらと掛かっている情景を想い浮かべる句ですね。
風情が感じられます。
『退院を 祈り眺める 十三夜』
俳句の会に初めて参加されたご入居者さま。仲良しのご入居者さまに誘われてやってみようという気持ちになったと仰っていました。
「初めて作ったから下手くそだけど…五・七・五は意識しました」と謙遜されていらっしゃいましたが、入院中の窓辺から月夜を見上げて想うお気持ちが伝わってきます。
『マンションで ひとりおだんご 十三夜』
こちらにご入居される前はマンションに数年一人暮らしをされていたご入居者さま。
「お月見と言えばお団子でしょう」と笑顔で仰っていました。
そのお言葉に周りのご入居者さまも納得していらっしゃいました。
『雲間より 見る月 下界に幸あり』
雲間から月が覗いている情景が想い浮かびます。下から見上げている全ての方に幸せが訪れますように…と優しいお人柄が伝わってきます。
『月あかり おだんごあげて お月見』
これぞお月見といったイメージが伝わる句です。短冊にもスラスラと筆ペンで書かれ味がある作品に仕上がりました。
来月のお題は「紅葉(もみじ)」です。
作品展のテーマが「音楽と秋」なので皆さまに「秋で連想されることはなんですか?」と質問したところ、皆さま「秋はもみじかな~」と仰っていましたので皆さまのお言葉通りのお題になりました。
来月もたくさんのご応募お待ちしています。
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