介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ八王子片倉ホームだより

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事故対策委員会

2021年7月20日

毎月第3火曜日に事故対策委員会を開催しています。
介護事故とは介護現場で発生する事故のことです。
介護現場で起こりやすい事故の種類として「転倒」と「落薬」が多く挙げられます。
今回は「落薬」の防止について、事故対策委員会のメンバーが事故報告書の内容を検証し、分析・対策を立て評価し、6月16日より開始したスプーンを使用しての服薬介助方法が落薬事故を防いでいるので取り組みのご紹介をします。

落薬事故とは、錠剤が床に落ちてしまった事故のことを指します。落ちてしまう要因として、手に錠剤を乗せ口腔内に運ぶ際に手から零れ落ちてしまうや、口腔内に入ったとしても飲み込みが出来ておらず口から出ていつの間にか洋服についていた等がありました。いずれも飲み込み確認の徹底を対策に挙げていましたが、なかなか落薬事故が減りませんでした。
そこで手から零れ落ちることを未然に防げないかと考えました。
皆さんの内服される錠剤が1錠だけという方は少なく、5~6錠はざらです。多い方は10錠近い方もいます。それを一度に口腔内に運ぶのは容易ではありません。
配薬カップ(配薬カップとは水薬を内服する時の小さいカップのこと)の使用も検討しましたが、やはりカップを内服する際逆さにするため零れてしまうリスクがあるのではないか等、協議し最終的にはスプーンに錠剤を乗せて内服していただくことに決まりました。

上記写真は薬コマにセットされた夕食後薬です。
薬コマには顔写真と居室番号が表記されており、食後に服用する薬が個別にセットされています。
顔の横に赤丸シールが貼られている方は、スプーンによる服薬介助の方です。
赤丸シールがない方は手に錠剤を乗せて服薬される方とし、服薬担当するスタッフが介助方法がわかりやすいようにしました。

上記写真は配薬トレーです。
服薬介助する際に、薬コマ・水・スプーンをセッティングして介助に入ります。
ご入居者さまの介助しやすい場所に行き、食札と薬コマとご本人さまのお顔の3点を確認し、薬袋の日付・お名前を読み上げご本人さまと確認します。

人によってはゼリーに錠剤を混ぜて内服される方もいらっしゃいます。
スプーンで介助することによって、口腔内にしっかりと錠剤が入り、口から出て来てしまうということも減り、1か月継続して実施していますが落薬事故は0件になりました。
主治医から処方されたお薬なので、処方通りしっかりと内服していただけるように、引き続き援助させていただきます。

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