第十八回 俳句の会
2022年3月19日
先月は感染症対応で俳句の会はお休みでしたので、2ヶ月ぶりの開催になりました。
今月のお題は「卒業」
事前のご応募はちょっと少なめの11句でした。お題が難しかったでしょうか。出題者として反省しております。
それでも考えてくださったのでいくつかご紹介します。
『オミクロン 卒業式にも 影響し』
コロナ禍で卒業式を迎えられた方々へ詠まれたそうです。卒業式を盛大に迎えられない世の中が気の毒と仰っていました。
優しいお人柄が表れた句だと感じました。早い終息を望むばかりですね。
『卒業は 過去との別れ いさぎよく』
卒業するということは過去から未来へ向かっていくこと。未来のために過去のことは忘れることもあると仰っていました。
男気を感じる句で潔さを感じました。
『卒業式 涙にぬれた 六年生』
小学校・中学校・高校と卒業したけれど一番泣いたのは小学校の時でしたと想い出を詠んでくださいました。
小学校は6年間と長いので級友との別れが辛かったそうです。
『卒業し 社会人に なります』
その場でサラサラと詠んでくださいました。ご自分のことですか?息子さまのことですか?の問いかけに「イヤイヤみんなのこと」と仰っていました。
皆さん学生から社会人になりますので一般的なことを詠んでくださいました。
『卒業も 遠くになりて ひとり病む』
卒業したら周りに仲の良かったお友達がいなくなって寂しい気持ちになったと想い出を詠んでくださいました。
いつでも別れは辛いものです。
2月のお題の「恵方巻」もご応募いただいた句は発表させていただき、皆さまと共有いたしました。
さて、来月のお題は「桜」です。お題を発表した時にお花見でもいいですし、開花宣言が北上していくことや、私は個人的に桜吹雪が幻想的で好きですとお伝えすると皆さま色々と思考を巡らせているお顔をしていらっしゃいました。
来月もたくさんのご応募お待ちしております。
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