介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ鷺ノ宮ホームだより

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言語聴覚士の定期巡回

2021年5月17日

先日のホームページにて、当ホームでは理学療法士と作業療法士が常駐している特性をご紹介させていただきました。

重ねて、本社の言語聴覚士にも定期巡回していただき、ホーム職員のスキルアップや入居検討者様へ幅広い受け皿の提供を促進しております。

言語聴覚士とは、言語や聴覚、音声、呼吸、認知、発達、摂食・嚥下に関わる障害に対して、その発現メカニズムを明らかにし、検査と評価を実施し、必要に応じて訓練や指導、支援などを行う専門職です。

早速、取り組みの一場面をご紹介します。

「おはようございます。」

挨拶ひとつをとっても、入居者様の尊厳に対する敬意と誠意が多分に感じられます。

「まずは両手を挙げてみましょう。」

言語聴覚士の指導の下、しっかり両手が挙がっています。

「『パパパパパ』って声を出していただけますか。『パンダ』の『パ』ですよ。」

直後の発声がなかったため、スケッチブックを使用して筆談を試みたところ…

「パパパパパ」

としっかり発声いただけました!

「『パンダの宝物』と声を出していただけますか。」
にも筆談を交えて、きちんと発声されたのを確認できています。

次は、口腔内チェックです。
日頃、入居者様が使用されているスポンジブラシを使って、隈なく見ていきます。

数回の入居者様との対話を経て、現状の課題と対策を抽出されました。

・お口の動作が働きずらく、声も出しにくい。→ 発音練習をして、口腔運動と声出しの機会を創出する。
・現状のスポンジブラシでは、食べ物の残渣物が残っており、うがいの飲水でむせ込みや誤嚥のリスクあり。→リハビリブラシ(くるリーナブラシ)の活用を推奨する。
・覚醒状態の低下からかボーっとしているご様子あり、以前より対話時の反応がゆっくり。→覚醒を促すための発声練習、不要な内服薬(眠気や血糖値下降の促進作用があるもの)の見直しを行う。

口腔運動によって口の筋力が少しずつ改善すれば、私たち職員も発声されたお言葉をより聞き取りやすくなるのでは、という期待を持っています。
コミュニケーションが円滑になることで、入居者様の日常生活に刺激をもたらし、活力を助長できるよう今後も支援させていただきます。

そのためにも、言語聴覚士による生活リハビリは欠かせないものと考えております。

SOMPOケア ラヴィーレ鷺ノ宮
副ホーム長 田中直樹

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