介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ小田原ホームだより

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アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)とは?

2021年8月5日

いつもホームだよりをご覧いただきありがとうございます。
介護付有料老人ホーム SOMPOケア ラヴィーレ小田原 ホーム長の肥留間です。

アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)は、もしものときのために、本人が望む医療やケアについて前もって考え、家族など信頼できる人達や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みの事です。

①自宅で暮らしていた昭子さん。度重なる入院でリハビリが不十分となり、お家で寝たきりの状態が続いていました。そんな中、昭子さんは肺炎を患い、入院することになりました。

②入院してからは、誤嚥のリスクがあるので、点滴で栄養補給することになりました。しかし、昭子さんは、「口で食べたい」と話すようになりました。

③普段は喋ることもままならない昭子さん。口を開けば、「美味しいものが食べたい」の1点張り。家族は切実に感じました。

④「1日でもいいからその願いを叶えたい」。昭子さんを想う気持ちから、病院と相談し、退院することに決めました。

⑤そして、昭子さんは、介護付きホーム「ラヴィーレ」に入居することに。医師と相談しながら、口から再び少しずつ食事をする生活が始まりました。

⑥家族は毎日のように訪れ、昭子さんの口に合った食事を差し入れました。すると、徐々に食事する量が増えていき、昭子さんは、再びお話ができるようになるまで回復しました。

⑦そんなある日、昭子さんはぽつり、「温泉に行きたい」と。口で食べる目標を達成したことで、新たな目標が生まれたのです。そして昭子さんは、ひたむきに食事中心のリハビリに取り組みました。

⑧そして、ついに、家族の温泉旅行が実現したのです。夢が叶い、本人も家族も、かけがえのない時間を過ごせました。

もし、点滴の入院生活のままなら、口から食事することも、温泉旅行に行くこともできなかったことでしょう。本人が希望を口にしたことで、未来は大きく変わったのです。
~『家族みんなで温泉旅行』SOMPOケア なるほどBOOKシリーズVol.2 人生会議より抜粋

わたしたちSOMPOケアは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP=人生会議)を、将来の医療・ケアについて、ご本人様の意思決定の実現を支援するプロセスであると考えています。それは、ご入居者様の価値観、意向、人生の目標などを共有し、理解したうえで、ご本人様らしい人生を送ることができるよう支援すること、少し固く言うなら、自己決定権の尊重であり、「人間尊重」の実現といえるかもしれません。

その人の生き方、今までの人生、大切にしていること。
これからの生き方を前向きに考える仕組みが、アドバンス・ケア・プランニング(ACP=人生会議)です。

従来は人生の最終段階におけるご本人様の意思確認として、たとえば、最後はどこでなくなりたいか?蘇生処置は希望するか?食べられなくなったら胃瘻は希望するか?など、医療中心に考えられることが多くありましたが、私たちSOMPOケアは、それも踏まえたうえで、ご本人様がどのような生活を望むのかを最も大切にしています。

アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)は話し合いのプロセスであり、ラヴィーレ小田原では、弊社オリジナルのエンディングノート「夢結いノート」を活用して、ご入居者様お一人おひとりの価値観、ご意向、人生の目標などを共有し、理解を深め、より良い信頼関係を築き、自己決定をサポートし、ご入居者様が最期までその方らしくお過ごしいただけるよう、支援していきたいと考えています。

次回は「夢結いノート」の活用について、ご紹介したいと思います。

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