介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ小田原ホームだより

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小田原だより外伝『幸せは、人と人との出会いから』後編

2023年2月22日

ラヴィーレ小田原のホームだよりをご覧いただき、ありがとうございます。
今回のホームだよりも前回に引き続き、入居者のIK様の執筆されたエッセイ、小田原だより外伝『幸せは、人と人との出会いから』(後編)をお届けします。
前編では、決して前向きな入居とは言えなかったIK様のお気持ちに、ケアスタッフとのふれあいを通じて変化がみられ、ご本人様にとっての目標をみつけたり、喜びを感じる時間もできたことが描かれていました。それでは、『幸せは、人と人との出会いから』(後編)、どうぞ最後までお楽しみくださいませ。

「思えば私の娘たちも、主人が亡くなった後、すべてにおいて協力してくれた。身体の利かない私の代わりに、主人が生まれた国府津のみかん山から見える景色と同じような海が見渡せて、車ですぐに会いに行けるお墓を探してくれた。きっと主人も喜んでいるだろう。税金のことや、書類の整理など、本当に頑張ってくれて、言葉がない。ただただ感謝である。

世の中にはいろいろな幸せがあると思うが、ご主人の死後、11年以上たっても毎月お墓参りをして、お線香をあげている、娘のお姑さんにも感心している。バス停の二つや三つはウオーキングしていて、見習わなければならないと思いながら、できない自分が情けない。

幸せは人と比較するものではないが、人と人との出会いがどんなに大切なものか、ここで働くケアさんたちとの出会いも、私に幸せをもたらせているのだろう。

食堂では毎日、ケアさんたちが大きな声で「もっとたくさんお水を飲んでください」とか、「もっと食べて下さい」と励ましたり、一つひとつの食べ物の名前を教えたりして、お世話をしている。汗をかきかき飛びまわっている人もいる。みんな、一生懸命なのだ。ここで一緒に働いているご夫婦で、けんかひとつしたことがないという人もいるし、私が自分で考えた文章を読んで泣いているのを見て、驚いたり、おそらく呆れたりしている人もいたり、いつも私を笑わせようとしてくれる人もいる。私がナースコールで職員を呼ぶ前に、心配してお部屋に来てくれる人もいる。とにかくみんな、個性的で、明るくて、やさしい。

これからの人生を応援してくれるホーム長のHさんや、前を向いて生きるきっかけをくれたOさん、私と同じ病気のお母さんのお世話をしていて、いつも私を気に掛けてくれるご夫婦のケアさんも、ここで働く人はみんな、頑張っている!!

私も負けずに頑張らないと!!

英語を教えたり、自分自身でも英語を学び直したり、本もたくさん読みたい。
車椅子を上手に動かせるようになって、また社交ダンスもしてみたい。

でも、もしそれが叶わなかったとしても、私は幸せを感じながら生きていけるだろう。
幸せとは、人と人との出会いから生まれるものだから。

主人の掌の上で自由に生活してきた自分の人生は、幸せだったと思っている。
主人に感謝したい。

そしていつの日か、自分自身にも「ありがとう」と言える日が来ることを願っている」。

IK様、ラヴィーレ小田原のスタッフへの温かいまなざしとエールに、スタッフを代表して心より感謝申し上げます。ラヴィーレ小田原はご入居者様のすぐそばにスタッフがいるホームです。IK様のエールを励みにしながら、ご入居されているみなさまのこれまでの人生をできる限り深く理解して、悲しみや不安に寄り添い、ご本人様の望む穏やかで喜びある生活が実現できますよう、精一杯努めてまいります。

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