12月は『人間尊重月間』～人を大切にすること～
2022年12月8日
師走を迎え、本年も残りわずかとなってまいりました。
例年この時期は、たくさんの感謝や反省をして、振り返る季節でもあります。
私たちSOMPOケアは12月を『人間尊重月間』と位置付けて、「人間尊重」という経営理念に基づき、ご入居者さまやご家族さま、職場の仲間の尊厳を守ることができているか、軽視した行動をとってしまっていないかなど、自身の日々の行動を振り返る期間となっています。
毎日ケアを実践していく中で、時にご入居者さまの気持ちよりも業務スケジュールを優先したり、頻回なナースコールにイライラすることもあることを、正直に振り返り、みんなで共有し理解し合うことから、では、どうすればよかったのか、相手の立場に立ち、本来あるべき姿はどのような行動であったのか、様々な角度から対話を重ね、一人ひとりが自らの行動を見つめ直す期間です。
いついかなる時もご本人の尊厳を守り、本人主体の姿勢を忘れず、ご本人の意思を尊重し、自己決定をサポートすること。常に高齢者の立場で物ごとを考えること。高齢者自身が自分で決定できるように支援すること。
「人間尊重」について一人ひとりの職員が改めて考えることで、不適切なケアを予防し、より良いサービスの提供に努め、喜びのある生活の実現を目指して、ホーム全体で支え合い「人を大切にする」風土を育てたいと思います。
師走の慌ただしい季節となり、朝夕の冷え込みも厳しさを増してまいりましたが、入居者のみなさまはお元気に過ごされています。11月中旬から下旬にかけてホームに拡がった風邪症状もようやく治まり、12月よりみなさまがお集まりになって楽しまれるアクティビティも再開しています。
また、毎日の食事が待ち遠しくなるよう、バラエティ豊かなイベント食を毎月企画してご紹介してきましたが、今月は多くの名山と日本海の恵みを受ける新潟県にちなんだ郷土料理の数々をお召し上がりいただきました。魚沼産コシヒカリを使用したおにぎりに新潟県の代表的な家庭料理として知られるのっぺ汁、江戸時代から保存食として作られていた鮭の焼き漬けに、甘さが特徴的な新潟県産のアスパラを使用した豆腐、デザートは八海山甘酒プリンでした。ぬくもり溢れるアットホームなお料理を美味しく食べることで、みなさまの元気がまた少し増えたのではないかと思います。
これから大晦日に向けて、まだまだお楽しみいただけるたくさんのイベントを予定しています。入居者のみなさまと一緒に楽しみ、お気持ちに寄り添い、心を通わせることは、わたしたちの最も望むことのひとつでもありあります。年末に向けて、さらに温かいアットホームな時間を、入居者さまと一緒に過ごしてまいります。
