介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ小田原ホームだより

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認知症になってもその人らしく生きる

2022年9月30日

毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。また、9月は「世界アルツハイマー月間」で、様々な取り組みが世界中で行われています。

なぜ9月21日なのでしょう?
1994年9月21日、スコットランドのエジンバラで第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催され、会議の初日であるこの日を「世界アルツハイマーデー」と宣言し、アルツハイマー病等に関する認識を高め、世界の患者と家族に援助と希望をもたらすことを目的としているそうです。

SOMPOケアでは「認知症に備える、なってもその人らしく生きられる社会」の実現を目指しています。9月23日には、今年も認知症を考えるオンラインセミナー「共に生きる」を開催し、基調講演やパネルディスカッションなど、認知症について参加されたみなさまからたくさんの貴重な声を聞くことができました。

私たちが認知症ケアの軸として取り組んでいる「HECTアプローチ」について、今回はご紹介させていただきます。

人間の行動には必ず理由があり、それは認知症の方でも同じです。
認知症の方の行動障害に注目し、その原因を根拠を持って探り軽減を図るSOMPOケア独自の手法が「HECTアプローチ」です。

■自分の体や精神=健康(Health)
■環境(Environment)
■人=コミュニケーション(Communication)
■作業(Task)

認知症を有すると、自分の体や精神(H)、環境(E)、人とのコミュニケーション(C)、作業もしくは作業に使う道具(T)からのサインを正しく受取り、判断することが難しく、逆に自分からこれらに対し自分の思うようなサイン(訴え、行動、反応など)を返すことが難しくなります。

ホームでは「HECTアプローチ」を活用して認知症を有する方の困りごとの軽減を目指した取り組みを進めています。HECTアプローチを実践するうえで私たちが大切にしている9つの理念をご紹介します。

1 包括的な視点で高齢者を見る
2 高齢者にとっての現実を受容する
3 高齢者一人ひとりの個別性を尊重する
4 能力を試すような介護はしない
5 自尊心を高めるようにかかわる
6 その時・その場に応じた対応をする
7 介護の中で交渉を行う
8 安全面と自立の兼ね合いを考える
9 家族と共に介護をする

行動障害の全体像を考えれば、HECTの手法で解決できない根本的な問題、孤独感や役割喪失感、自宅に住みたいといったものがありますが、根本的問題は後回しにして、薬の影響や身体的な疾患、環境の問題、コミュニケーションの方法などを優先して対応していきます。
HECTアプローチの基本的な流れは次のようになります。

1 認知症の行動・心理症状を特定する
2 解決のための期限を設ける
3 情報を収集する
4 行動・心理症状(BPSD)を記述する
5 引き金を特定する(分析)
6 到達点を設ける(目標設定)
7 対策を立てる
8 ケアプランに方針と対策を記述する
9 対策を実行する
10 結果をモニタリング(評価)する

HECTアプローチを活用した取り組みは、ホーム全体で同じ目標を共有して、一体感をもった対応が求められ、統一したケアを実践する必要があるため、チームケアが不可欠になります。そのため、対策に取り組んだ後には、その結果もしっかりと検証して次の支援につなげることで、確実にホーム全体の意識が向上して、認知症対応が進化したと実感することができます。

認知症のケアには専門性が求められており、私たちは介護のプロであることを常に自覚して、責任を持ってご入居者さまにサービスを提供しなければなりません。ラヴィーレ小田原は全職員が「認知症に備える・なってもその人らしく生きられる社会」を目指して、人間尊重を基本とした認知症ケアに、これからも一致団結して取り組んでまいります。

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