介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)SOMPOケア ラヴィーレ小田原ホームだより

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ユマニチュード実践宣言

2022年7月20日

いつもホームだよりをご覧いただきありがとうございます。ケアスタッフの田元です。
私は6月の後半、本社主催の「ユマニチュード研修」に参加させていただきました。今回はその時の話を少しさせていただきます。私たちの会社SOMPOケアでは、全職員を対象にこの「ユマニチュード研修」を行っています。ユマニチュードに興味がある方であれば、誰もが参加させていただけるそうですが、特に人気の高い研修ですぐに定員がいっぱいになってしまうので、私もキャンセル待ちをして、やっと参加することが出来ました。

みなさま、「ユマニチュード」という言葉を聞いたことがありますか?
フランス語で「人間らしく」という意味だそうです。

ユマニチュードというのは、フランス発祥のケアの技法のことで、開発したのは2人の体育学の専門家の先生なのです。この技法は、特に認知症の方のためのケアに役立ちます。ユマニチュードは4つの柱を基本とし、5つのステップに基づいてケアを行っていきます。

4つの柱とは、①「見る」②「触れる」③「話す」④「立つ」です。目線を合わせることを大切にし、信頼を得て親近感を示します。アイコンタクトは0.5秒以上が良いそうです。研修の時に、実際に参加者さんと目線を合わせて、1分間見つめ合うことを試しにしました。しかもお互いに無言で、無反応で、という条件付きでした。これはなかなか恥ずかしく、「1分」がとても長く感じました。人間ポジティブな言葉をかけられると嬉しいし、笑顔になります。そして、爽やかに触れられると、安心感や心地よさが伝わりやすくなります。このように、目線の高さや話し方、さらに身体への触れ方に気を配ることで、「大切に思っている」ということをご利用者様に伝えることができるのです。このユマニチュードの実践により、認知症の方が服薬する向精神薬の使用量が減少したり、介護スタッフの離職率が低下するなどの調査結果も報告されているそうです。ケアを受ける方はもちろん、ケアをする人、どちらもが穏やかな介護生活を過ごせるようになるのが、ユマニチュードの大きなメリットなのだそうです。

研修に参加させていただくことができて、ケアが上手くいかなかったり、ご利用者様に拒否されてしまうと落ち込んだり悩んだりしていましたが、講師の先生から「どうしたらよいのか、より良いケアを考え続けることが大事なんです」というお言葉を聞いて、ご利用者様を大切に思っていることを伝え続けることが重要だということが、深く理解できました。今回の研修で得た知識や技術をホームに持ち帰り、仲間の職員と共有しながら、ご利用者様により良いサポートをさせていただきたいと思います。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
引き続きラヴィーレ小田原を、どうぞよろしくお願いいたします。

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