介護の話題 梅雨の終わり
2025年7月16日
ここ数日、雨が降り続いていますが、今年の梅雨も終盤戦ですね。
ジメジメとした日が続いたかと思えば、急に夏の暑さがやってくるこの時期、
私たち介護スタッフはいつも以上にご利用者様の体調変化に注意をはらっています。
季節の変わり目には、気温・湿度の急激な変化により、
身体にいろいろな症状が出てきます。
・だるさや疲労感
・食欲不振
・睡眠の質の低下
私たちスタッフでも体調を崩すことがありますが、
高齢の方は、ご自身ではこうした体調変化を自覚しづらいこともあります。
私たち介護スタッフは、バイタルはもちろん、食事量や様子を観察し、
ご利用者様の体調変化をとらえられるようにしています。
また、こういう時期はエアコンをつけていても、
室内の湿度が高くなっていることがあります。
普通、痰は空気が乾燥している時期に出ることが多いのですが、
普段から痰が出やすい高齢者の中には、この時期、
よけいに痰がからみやすくなる方もいらっしゃいます。
そういう場合は、エアコンを冷房ではなく除湿にしたり、
別に除湿器をつけるなどの工夫も必要です。
理想的な室内の湿度40~60%といわれていますから、
できれば、湿度計が室内にあると安心ですね。
また、湿度が高いと喉の渇きを感じづらいので、
意識的に水分をとっていただくよう、ご利用者様にもお声がけをしています。
ご家族の介護をしている方も、ご自身の体調にも気を付けながら、
お過ごしいただきたいと思います。