高齢者施設について(サービス付き高齢者向け住宅)
2024年8月30日
こんにちは。SOMPOケア交野の伊藤です。(*^_^*)
大型台風10号が近づいてきています。交野市の空も朝は晴れていましたが徐々に雲が増えてきています。湿度も上がり落ち着かないなか、仕事をしています。皆様に被害等ないことを祈っています。(-人-)
さて、今回は、民間の施設である、サービス付き高齢者向け住宅についてです。私は異動前、サービス付き高齢者向け住宅のケアマネとして勤務していたので、一番よく知っている施設になります。住宅型有料老人ホームと何が違うの?と思われるかもしれませんが、サービス付き高齢者向け住宅は、賃貸借契約になり、住宅型有料老人ホームは利用権方式となっていることです。サービス付き高齢者向け住宅は、食堂や生活支援のサービスが付いたマンションを賃貸するというイメージですね。(*^^*)
⑤ サービス付き高齢者向け住宅…
サービス付き高齢者向け住宅は、安否確認などの生活支援サービスがあり食堂などの設備やバリアフリー対応になっている賃貸住宅です。自立した生活はできるけれど一人暮らしが心配な介護度が低い方が主に入居されます。介護が必要な際は外部の事業者と別途契約してサービスを受けます。それ以外にも自分が必要と思ったサービスを自分で選んで利用することができる、比較的自由度の高い施設になります。
対象:60歳以上、または要介護者認定を受けた60歳未満の方。
費用:賃貸料+生活支援費+共益費になります。
それ以外に光熱費や利用したサービス費がかかります。
施設によっては入居一時金や敷金が必要になります。
メリット : 自由度が高い。
必要なサービスを自由に選ぶことができる。
今までのケアマネが継続できる。
他の施設よりも初期費用が少ない。
デメリット:一般的な賃貸住宅より費用が高い。
看護師が常駐していない施設が多い。
有料老人ホームよりも見守り態勢が希薄。
介護度が重くなった時や、認知症が進行した時に住み続けることが難しい。
サービス付き高齢者向け住宅は、自由度が高い施設になります。自宅での一人暮らしは不安だけれど今の生活を続けたいという方に向いている施設になるかと思います。ただし、サービス付き高齢者向け住宅の費用には介護保険サービスなどの費用が含まれていません。状態が悪化した時などに介護保険サービスを利用すると費用が増えますので、入居の時にあらかじめ状態が悪くなった時でも費用が支払えるかどうかを計算しておく必要があります。また、自由度が高い分、他の施設に比べて安心感が少なくなります。入居される方の能力で実際に生活していくことができるのか、施設の方と相談して入居を決めていただければと思います。サービス付き高齢者向け住宅は、施設によって提供しているサービスやルールが違います。多様性がある分、選ぶときにしっかりと将来を見据えて検討する必要があります。もし状態が変わったらどのような対応をしてもらえるかなど、見学の時に質問してみても良いと思います。転居は体力的にも精神的にも負担がかかります。できる限り、最期まで暮らせる住まいを見つけていただければ幸いです。(≧▽≦)
質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。
m(__)m
それでは次回、またお会いしましょう。(^^)/