【認知症月間】認知症について考える②
2024年9月25日
認知症(私なりの解釈、実践)
有料老人ホームで働いていた時は、認知症と診断は下ってはいないが疑わしい様子があるという方も含めると
そういった利用者様は多くおられたと思います。研修もこの13 年( 14 年目)の間に沢山受けました。
元々座学はなかなか頭に入らないので、いつも○○様 と一緒かな?△△ 様 に近いのかな?
という感じで 事例に近い方を思い浮かべて研修を受けていました。
実感としては、本当に忘れるだけでは無くて覚えていくこともあると言うのが正直な思いです。
いつもの毎回のことなどを覚えそうですがそうとは限らず、え!それを覚えていて下さったのですか!?
という感じの方が多く初めてそこに気が付いた時は驚きと感動でした。
覚えていたい記憶や日常動作などを忘れるのは嫌かもしれないので、
ご本人様がそれをどの様に感じられるのかはわかりかね ますが、
私は二人の思い出ができたような、私を覚えてくれていることが嬉しくて
笑顔になるとそれを見て笑顔になって下さるのが最高です。
笑うと免疫力が上がると聞いたことがあり、
いつも利用者様に笑って頂けるようにと心掛けていて、
やっぱり笑って頂けると こちらも元気になる気がします。
ただ、むやみに笑うと不機嫌になるタイプの方も中にはおられました。
それは認知症に限らず、私は小学生の時に経験があり、
元々あまり気にならないので、控えめな笑顔で頑張りました。
お薬を凄く沢山内服されている方で対応が困難な方がいらしたときに、
往診医と相談して一度薬を全部止めてみましょうと止めてみると、
何も問題な行動を起こさないようになられた方も いらっしゃいました。
ご家族様との信頼関係を築く事も凄く大切だと思います。
在宅では認知症状が強めの方はなかなか援助に繋げられていないので、本当に難しいと思います。
いつも会おうと思えば会える状況は最強です。