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加齢と抗う65才のヘルパー、白内障を語る―②

2021年7月20日

「簡単、すぐ終わる」という風に言われている白内障手術ですが、手術現場のちょっと緊張する話は置いておきます。
レーザー光線で行う眼の手術は、患部を観察しながら光を透して処置するために、“瞳孔を開く”事が必須となります。これは術後検査の際(今も)も同様で、点眼で開くのに30分程度、そして開いた瞳孔が閉じるのに5~6時間を要するため、仕事や運転、また強い光は避ける必要があります。
手術の前に瞳孔を開くほかに、血液検査・心電図、他バイタルチェックに30分あまり、手術自体は15分ぐらいで、局部麻酔もしていたため、水晶体の粉砕の痛みは無かったけれども、一瞬にして視界が閉ざされた時のショック、またレーザー光線が開いた瞳孔から脳天にまで感じるほど、チョーまぶしかったです。眼内レンズが挿入された後、黒目の端を2針ほど塗ったのは、一週間後に抜糸の時、初めて知ったほど鮮やかな手術でした。
術後もしばらく安静にし、点眼や注意事項の説明に30分位は必要です。その後、大きなガーゼと眼帯をつけて、安全のためにタクシーで帰宅しました。3日置いて同様にもう片方の手術をしました。
ところで、手術に先立って選択することがあります。一つは眼内レンズの種類を、「単焦点」(保険適用:10割で片目約20万円)、か「多焦点」(当時は先進医療で保険外、今は保険外併用療養費制度内の「選定療養」:単焦点の概ね2倍くらい)を選択します。
また単焦点の場合は焦点を、①手元に合わす(老眼鏡不要)、②足元に合わす(室内等で眼鏡不要、ただし老眼、夜間の運転の場合遠近両用メガネ必要)、③遠くに合わす(近眼鏡不要、ただし老眼鏡必要)を選びます。
ちなみに私は②を選択しましたが、それぞれのライフスタイルが違いますので、よく考えられた方が良いですね。
次回は、術後の見え方についてお伝えします。どうぞ続けてお読みください。

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