皆さん、こんにちは。
今週も世田谷区内の身近なスポットをお届けします。なんか、週一で書いてると某テレビ局で放送されてる地域密着系番組みたいですね。このままシリーズ化してタイトルも付けちゃいますか(マテ)。何か良い表題あったら使わせていただきますので、気軽にお知らせください笑

今回は世田谷区の心臓とも言える場所、世田谷区役所です。老朽化の為か2026年には取り壊しと建替えが決まっていますが、世田谷区民なら誰もがお世話になっている場所ですよね。もちろん、福祉のお仕事をさせていただいている我々介護職員にとっても大切な場所です。

そんな世田谷区役所、実はかなり凄い建物という事をご存知ですか?

設計したのは、前川國男(まえかわ くにお)さんという日本の建築家。この方、世界文化遺産に登録されている国立西洋美術館を設計した巨匠ル・コルビュジエのお弟子さん。しかも、同じ上野にある東京文化会館や皇居近くにある東京海上日動ビルディング本館(旧・東京海上ビルディング本館)を設計した人でもあります。第二次世界大戦後、まだ前時代的だった日本建築にヨーロッパのモダニズム建築※を広めた第一人者として一時代を築いた偉い方です。

▲第1庁舎、煙突がトレードマーク。

▲第2庁舎と第3庁舎。よく区民の方が利用されるはこちらでしょうか。


まさか、世田谷区の身近なスポットにこのような偉人が関わっていたなんて世田谷区民として鼻が高くなりませんか?
もし、知らない人がいたら明日からその人にも教えてあげたりすれば、世田谷区民である事を今以上に誇れるかもしれませんよ。

※「モダニズム建築」･･･機能的、合理的な造形理念に基づく近代建築のこと。